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2024.12.17更新
12/14(土)15(日) 加古川市現場見学会を実施いたしました
11/9.10の床下エアコン編、11/30,12/1の構造編に引き続き、第3弾は断熱・遮音編。
実際に壁断熱の施工風景や、断熱材と音の違いについて見て頂きました。
基礎断熱
使用する断熱材は、ポリスチレン3種B,1種B。熱伝導率はともに0.028。これを外周まわりにすべて敷き詰めます。本物件では床下エアコンを使った全館冷暖房の為、床下空間もすべて建物の内部であると考えます。なので、床下断熱ではなく基礎断熱を採用し、床下空間まで断熱エリアとしています。
床下エアコンとはどういった仕組みなのか、こちらのコラムにまとめてありますので是非ご覧ください。【床下エアコンのコラムはこちら】
壁断熱
使用する断熱材は、高性能グラスウール105ミリ。熱伝導率は0.038。これを外周まわりにすべて敷き詰めます。
この断熱材は袋に入っておらず剝き出しの状態ですがあえて選んでいます。その理由は、施工時に断熱材がしっかりと詰まっているのを目視で確認できるからです。
天井断熱
使用する断熱材は、住宅用ロックウール105ミリ+140ミリ。熱伝導率は0.038。これを屋根,天井面にすべて敷き詰めます。屋根や天井裏は通気を行うため、グラスウールよりも防水性が高く湿気にも強いロックウールを選んでいます。また、この断熱材は袋に入っています。それを選ぶ理由は、天井の施工時は上向きになる為、断熱施工をするときに袋付のほうが滑りやすくより施工がしやすいからです。
断熱材と防音性の違い
断熱施工をすると同時に、遮音性も高まります。今回使用した断熱は、発砲ウレタン系断熱材(アイシネン)、吹込み断熱材(セルロース)、繊維系断熱(ロックウール)の3種類。この断熱模型の中に防犯ブザーを入れてどれだけ音の差がでるか比較しました。
結果は…
防犯ブザーそのままの状態:70db
アイシネン:60db
セルロース:52db
ロックウール:46db
以上のように、繊維系断熱であるロックウールが最も防音効果が高いことがわかりました。体感としては、防犯ブザーは子供が持っている防犯ブザーの音の大きさ、アイシネンが少し小さくなるがよく聞こえる、セルロースが気にならないぐらいの音、ロックウールはほとんど聞こえない程度です。実際の建物は、内部の仕上げ、外部には重さがありシームレスな左官壁仕上げとなるので、より一層音の差がでます。
この模型は弊社でも見て頂けます。ぜひお越しください。
以上、加古川市現場見学でした。引き続きイベントを行いますので是非HPをご覧ください♪