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コラム

2025.07.01更新

『コスパ・スペパ・タイパが叶う注文住宅』エーディーハウス通信2025年夏号

近年の物価高のあおりを受け、建築費も右肩上がりが続き、家を建てるにも買うにも以前よりずっとコストがかかる時代になりました。こうした背景の中、今住宅に求められているのがコスパ(コストパフォーマンス)スペパ(スペースパフォーマンス)タイパ(タイムパフォーマンス)といった価値観です。実は、注文住宅こそがこうした価値をバランスよく実現できる選択肢。今回はなぜ注文住宅がコスパ・スぺパ・タイパに優れているのかを具体的にお話しします。

今こそ選びたいパフォーマンス度重視の住宅

いつの間にか定着したコスパという言葉は実は和製英語で、掛けた費用に対してどのくらい効果があるかを示しています。同じくタイパは時間効率を意識した考え方、更に最近は空間の有効活用度を示すスペパという言葉も聞かれるようになりました。バブル崩壊以降、無駄を省いて効率を上げることに重点が置かれるようになり、更に昨今は物価上昇も加わって、「パフォーマンス度」を重視する傾向はより強まっています

コスパが高い、よい」とはただ単に安いだけではなく、かけた費用に対してどれだけ恩恵があったかを比較していて、低い費用で高い効果が得られれば「コスパが高い」と表します。住宅の取得にはどうしても多額の費用が必要です。いかにコスパよく満足のいく家が手に入れられるかが課題となっています。

注文住宅はコスト・スペース・時間の最適解になる

注文住宅は高いというイメージが先行して最初から諦めてしまう方も多いのですが、自分のこだわりや希望が叶えられるため、最終的に満足度の高い家を手に入れることができます。ただ自由に家つくりができる分、ついあれこれと要望を詰め込みすぎてコストが膨れ上がってしまう例が注文住宅でよく見られます。また、希望する家の大きさやデザインでは、予算内に収まらないといった声もお聞きします。そのようなお悩みを解消しつつ、コスパよい住宅をつくるにはまず「どんな家が欲しいのか」よりも「これから先、どんな暮らしをしたいのか」を軸に考えることをお勧めしています。例えば、どうしても広いリビングが欲しいという希望の場合、どうして広いリビングが必要なのか考えてみます。ゆったりと寛ぎたいから、いう理由なら特別広くなくてもゆとりを感じられるような空間に工夫すればいいわけです。また家族の人数分の個室が必要だと最初は思っていても、仕事や勉強のスタイルを考え直してみたらリビングの一角でも十分できると気付き、個室化をやめたことで壁が減らせてコストを減らせたばかりか家族のコミュニケーションが潤滑になって嬉しい、という例もあります。注文住宅はお客様の希望金額内の設計に収めるだけではなくて、その後の暮らしの満足度が高くなるようなコスパ住宅を最短でご提案させて頂ける、強力な処方箋となるのです。

フルオーダーのクオリティをお手軽価格で実現したSENSE

自由に決められるのが注文住宅の最大の魅力ですが、自由すぎてかえって計画がまとまらなかったり、金額に見当もつかず不安に思われるのは当然のことです。そこでエーディーハウスでは、従来のフルオーダー住宅の高品質を保ちながらも価格を75%に抑えたセミオーダー住宅「SENSE」シリーズをご用意しています。フルオーダー住宅を長年手掛けてきた中で、顧客様にご支持頂いた素材や設備を厳選し、ある程度絞った候補の中からお選び頂けるシステムです。こうすることで内装の壁紙など細かいものを一から考える手間がなく、かつお客様のご希望に合わせたカスタマイズが可能です。フルオーダーと比べて打合せの時間が短縮できるうえ、コストの目安もつきやすいのでお客様側の精神的負担が軽減されます。また構造や設計についても、これまでの経験と実績から効率的な設計パターンを確立したことにより工程を簡略化し、全体の工期短縮につなげています。これにより、設計や打合せにかかる時間を大幅にカットし(タイパ)、無駄なコストを抑えながらも品質が高い家をご提供できる(コスパ)といった大きなメリットを得ることができました。これまで弊社のプランやスタイルに共感して頂きながらも、物価高等の影響で注文住宅をためらわれていた方に、価値ある「SENSE」をお勧めいたします

小さくても賢く快適に!スペパを高めて豊かな暮らしを

かつて大きな家は豊かさの象徴であり憧れの存在でしたが、近年ではライフスタイルや価値観が変化し、自分たちに合った大きさの家で本当に必要なものだけを揃えて精神的に豊かに暮らしたいという考え方が定着しています。そこで注目されているのが住宅のコンパクト化です。住宅を縮小して建築費を抑え、限られた面積の中でも暮らしやすく、最大限の快適さを実現した住宅が増えています。これが第3の注目ワード「スペパ」です。スペパの高い家は実際にお住まいになられてからの満足度が非常に高く、幸福感や生活の質に大きな影響を与えます。弊社でもご家族のライフスタイルに合わせて無駄をそぎ落とし、シンプルを突き詰めながらも美しく、機能性の高い家が次々と誕生しています。

その一例に平屋が挙げられます。幸いなことに首都圏よりもゆとりある土地を取得しやすいこともあり、平屋を選ぶ方は年々増えています。平屋は建設費が比較的安価で済むというだけでなく、2階がない分自由に計画できて耐震的にも有利なこと、階段のない生活が高齢者や子どもにも安心なこと、移動が少ないので効率の良い生活ができることなど、多くのメリットが挙げられます。

またお客様との面談の結果、そのご家庭には不要なものが洗い出されて、高スペパにつなげた例も多数あります。例えば、外国暮らしが長く湯船に浸かる習慣がないと伺ったご家庭には、シャワールームだけの設置になりました。その分のスペースは他の用途に有効活用しています。洗濯は時間を問わずに行えるようにしたいというご家庭にはバルコニーをなくし、浴室から洗濯、室内干し、収納まで一貫して行えるランドリールームを設置しました。もはやこれは定番になりつつあるスタイルですが、建設コストダウンと、時短家事と、スペパがすべて同時に叶えられています。

階段下などデッドスペースになりがちな場所は収納として使われるのが一般的ですが、注文住宅ならもっと多様な使い方をご提案できます。例えばスタディコーナーやちょっとした休憩場所にするなどアレンジは自由自在。このような小ぢんまりとした居心地のいい空間(ヌック)の設置は、スペパを高めるのに効果的です。

スペパとコスパとタイパは密接に繋がっており、特にスペパを追求することでコスパとタイパは飛躍的に向上します。またこれらを実現するためには高い技術力が必要になります。無駄のない、自分にぴったりの快適な暮らしを注文住宅で叶えましょう。

AD HOUSEが叶える
"理想の暮らし"

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