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2024.12.06更新
11/30(土)12/1(日)加古川市現場見学会第2弾を実施いたしました
加古川市で施工中の新築物件で、現場見学会をさせて頂いております。
第1弾の床下エアコン編は、床下エアコンの仕組み等を実際の現場を見て頂きながらご参加いただきました。そして、第2弾の構造編では在来軸組工法と金物工法の違いや、実際の模型をご覧いただきました。ご協力いただいたオーナー様,ご参加者様ありがとうございました。
第3弾は、12/14(土)12/15(日)でご予約不要です。【第3弾の案内はこちら】
以下第2弾目の告知アーカイブです。
5.3m×6.3m×高さ5mの無柱空間
縦横高さが、それぞれ5.3m×6.37m×5mの無柱空間はなかなかお目にかかれません。この大空間を実現するための柱梁等の組み方、断熱材が入る懐をとりつつ天井高も極力とれるようにするため計画、南面の大開口を可能とする為柱は最小限に抑え、その分耐風圧を考慮した樹種指定の梁など、仕上がってからでは見ることができないものが盛りだくさんです。
作図やパースを作成している私たちでも実際に現場に入ってみると、1.5倍は広く感じます。写真では伝わらないこの大空間をぜひ体感してください。
在来軸組工法と金物工法の違い
大きな違いは柱や梁の接合部にあります。
~在来軸組工法~
腰掛けかま継ぎ、ほぞ差しなど、柱や梁を切り欠いて接合し釘などでとめます。その為、断面欠損が多いです。下の写真が在来軸組工法の模型です、
このように、断面的にみると柱がかけている部分は多数あることがわかります。
構造計算をする際は、この断面欠損を考慮したものになるので、柱梁サイズが大きくなる傾向にあります。
~金物工法~
在来軸組工法でいう仕口の代わりに金物を使います。その為断面欠損が少ないです。下の写真が金物工法の模型です。
このように、在来軸組工法に比べて断面欠損が少ないことがわかります。
構造計算をする際は、金物を使うのでより正確な数値がでます。その為計算結果と実物がより近いものになります。
今回のお宅では、在来軸組工法での設計も可能でしたが、金物工法を採用しました。ぜひその理由を現地でお聞きください。