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2024.12.02更新
12/14(土)15(日) 加古川市現場見学会 ~第3弾:断熱・遮音編~
加古川市現場見学会
第1弾の床下エアコン編、第2弾の構造編、ご協力いただいたオーナー様,ご参加者様ありがとうございました。第3弾は断熱・遮音編。
イベント詳細内容
日程 |
第3弾:断熱・遮音編 第1弾:床下エアコン編 第2弾:構造編 |
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時間 |
10:00~16:00 |
会場 |
加古川市東神吉町付近(駐車場現地) |
地図のご案内 |
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基礎断熱
使用する断熱材は、ポリスチレン3種B,1種B。熱伝導率はともに0.028。これを外周まわりにすべて敷き詰めます。
本物件では床下エアコンを使った全館冷暖房の為、床下空間もすべて建物の内部であると考えます。なので、床下断熱ではなく基礎断熱を採用し、床下空間まで断熱エリアとしています。
今回は、実際に床下エアコンが取りつく場所を開けてあるので、そこを見て頂けます。
床下エアコンとはどういった仕組みなのか、こちらのコラムにまとめてありますので是非ご覧ください。【床下エアコンのコラムはこちら】
壁の断熱
使用する断熱材は、高性能グラスウール105ミリ。熱伝導率は0.038。これを外周まわりにすべて敷き詰めます。
この断熱材は袋に入っておらず剝き出しの状態ですがあえて選んでいます。その理由は、施工時に断熱材がしっかりと詰まっているのを目視で確認できるからです。
今回は、実際に大工さんが壁の断熱材を施工している途中を見て頂けます。
天井の断熱
使用する断熱材は、住宅用ロックウール105ミリ+140ミリ。熱伝導率は0.038。これを屋根,天井面にすべて敷き詰めます。屋根や天井裏は通気を行うため、グラスウールよりも防水性が高く湿気にも強いロックウールを選んでいます。また、この断熱材は袋に入っています。それを選ぶ理由は、天井の施工時は上向きになる為、断熱施工をするときに袋付のほうが滑りやすくより施工がしやすいからです。
今回は、実際に大工さんが天井の断熱材を施工している途中を見て頂けます。
断熱と遮音
断熱施工をすると同時に、遮音性も高まります。では、断熱材の種類によってどれくらい遮音性に違いが出るのでしょうか?実際に模型を作成し実演いたします。実演する断熱は3種類。発砲ウレタン系断熱材、繊維系断熱材、セルロースの3種類で行います。ぜひご覧ください!
以上が断熱編です。
第1弾の床下エアコン編、第2弾の構造編の資料も合わせてご用意しております。過去ご参加いただけなかったお客様もぜひお気軽にお越しください。
【終了いたしました】第2弾:構造編 11/30(土)12/1(日)
5.3m×6.3m×高さ5mの無柱空間
今回最も見て頂きたいのはこの大空間。
縦横高さが、それぞれ5.3m×6.37m×5mの無柱空間はなかなかお目にかかれません。この大空間を実現するための柱梁等の組み方、断熱材が入る懐をとりつつ天井高も極力とれるようにするため計画、南面の大開口を可能とする為柱は最小限に抑え、その分耐風圧を考慮した樹種指定の梁など、仕上がってからでは見ることができないものが盛りだくさんです。
作図やパースを作成している私たちでも実際に現場に入ってみると、1.5倍は広く感じます。写真では伝わらないこの大空間をぜひ体感してください。
在来軸組工法と金物工法の違い
大きな違いは柱や梁の接合部にあります。
~在来軸組工法~
腰掛けかま継ぎ、ほぞ差しなど、柱や梁を切り欠いて接合し釘などでとめます。その為、断面欠損が多いです。下の写真が在来軸組工法の模型です、
このように、断面的にみると柱がかけている部分は多数あることがわかります。
構造計算をする際は、この断面欠損を考慮したものになるので、柱梁サイズが大きくなる傾向にあります。
~金物工法~
在来軸組工法でいう仕口の代わりに金物を使います。その為断面欠損が少ないです。下の写真が金物工法の模型です。
このように、在来軸組工法に比べて断面欠損が少ないことがわかります。
構造計算をする際は、金物を使うのでより正確な数値がでます。その為計算結果と実物がより近いものになります。
今回のお宅では、在来軸組工法での設計も可能でしたが、金物工法を採用しました。ぜひその理由を現地でお聞きください。
【終了いたしました】第1弾:床下エアコン編 11/9(土)10(日)
床下エアコンを使った冷暖房とは?
今回のお宅では、家の断熱方法として「床下エアコン」を採用しました。では床下エアコンを使った全館冷暖房とはいったいどういった仕組みなのでしょうか?
~冬~
床下に設置したエアコンから温風を基礎内に吹き出して床面を温めます。そして各部屋に設けられたガラリから暖気を送り、緩やかな対流で家全体を温めるのです。暖かい空気は上に上がっていくので、2階建ての場合も吹き抜けやすのこ床等空気の通り道を作り、暖かい空間を作ります。
~夏~
夏は、冷たい空気が下に落ちることを利用し極力高い位置に設置したエアコンで家全体を冷やします。冷たい空気は下にたまりやすいので、リターンを確保できる工夫も行います。
以上が床下エアコンを使った全館冷暖房の仕組みです。今回はそのようなお宅の工事過程を見て頂けます。
11/9(土)10(日)での現場状況
現在基礎工事終え先日無事上棟も完了し、大工工事へと移っております。
その中でも今回特に見て頂きたいのは「基礎」
床下エアコンを使った全館冷暖房を行う場合、冬は床下空間から暖気を送り全館暖めるため床下空間を塞がない基礎計画が必要となってきます。例えば、立ち上がりを減らし地中梁にすることで空気の通り道を確保する等の工夫を行います。下の写真が実際の床下空間です。建物の端から端まで見渡せるようになっており、すべて繋がっているのがわかります。
以上のような、建物が仕上がってからでは分からないことを、実際の施工現場,弊社オーナー様の施工事例を用いてご案内いたします。