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一級建築士 匠の視点 ブログ

2021.12.16更新

天窓=ベルックストップライト

天窓が効果があることは既に、ご存知の方は多いと思います。といいつつ、なんの効果?でしょう。AD HOUSEの物件でもよく使っております。弊社が使う天窓はメーカーは昔から一択しかありません。天窓しか作っていないエキスパート、寒いデンマークの会社のベルックスに限定です。ベルックスは木製です、熱橋となるアルミは御法度です。

メリットからいきますと

窓であるからには、第一に、明るさの確保、ガラス面積が同じであるならば、通常の壁窓にくらべて約3倍の光量を確保できるといわれております。小さくても天窓ならば明るい。

明るさを確保ができ、隣家から見られるプライバシーの確保が簡単です。

 

昼は、嫌な景色を消し、青空や雲のみがフレームから見えます。夜は照明を落とせば星がみえます。

通常の窓よりも断熱がすぐれている。天窓はガラスの断熱レベルがもともと高く、まず結露するといったことはありません。

開閉は、ほぼ電動タイプをセレクトするので、電動リモコン(スマホ可能)で、専用のブラインドも電動で開閉できます。屋根上の窓なので、開け放しで外出し雨が降ってきたら、雨センサーが通常でついているので勝手に閉まります。

だいたい、思いつくことは以上が多いと思いますが、大事なもうひとつ、

換気(通気)効果が他のどの窓よりも優れています。温度の高い空気は上昇し冷たい空気は下降します。ですので、天窓がつく位置は高い位置ですので、温度の高い空気は上に貯まる。エアコンを使わない時期に威力発揮します。天窓を少し開けておくと熱い空気はすっと抜け天井面を熱くさせません。快適は空間つくりには、天井面に温度をためないことが大事です。窓を開ける季節こそ天窓が効果を発揮します。上から空気が抜ける力は相当なもので、絶対に下にある窓からは新鮮空気が入ってきます。風まかせの南北通風とちがい、上下は絶対に通風換気できる煙突効果というやつです。

この効果を最大限利用するには、天窓の設置位置を家中の天井で一番高い位置に設置が大事ですし、なおかつ部屋の戸を天井いっぱいとることで、戸の上の暑い空気を遮る垂れ壁がなく天窓までスムーズに空気を運んでくれます。AD HOUSEではこのような効果を期待し、設置位置を考えております。全館空調するから関係ないということはなく、最大効果を得られる場所を指定しております。

デメリットはすくなく、屋根の雨漏りリスクが無いとはいえません。が取り付け前の防水処理がほぼ完璧に近いノウハウももったベルックスです。ですので思い切って天窓のある暮らしをしてはいかがでしょうか。

洗濯脱衣室にも天窓

 

こちらはめずらしい、バルコニーの低い位置にも天窓、外なので開閉は不要。

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