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一級建築士 匠の視点 ブログ

2020.08.01更新

佐用郡 平屋の家 オープンハウス開催中

本日8/1より1ヶ月にわたり、平屋のオープンハウスを開催させていただくことになりました。オーナー様には大変感謝します。

意匠的なことは他の社員がやりますので、28坪の平屋のコンセプト的なこところを紹介します。

落ち着いた田舎ですが、北側が主要道路に面しており、むしろ静かな中での交通音が激しい。

広い土地で自由な形状ですが、やはり東西に長く南北に短い形状で建てたいものです。

騒音問題のクリアするために、

道路面の窓からの音対策として

 

1.窓は音に弱いですから、数を減らすが原則。反対側の南側は大きく開放しております。

2.サッシは3重ガラスを標準とし、さらにガラス部分は3枚ガラスの厚みを変えて共振しないように対策した防音ガラスにする。音に優れたFIXガラスを多用する。

3.窓の次に見落としがちな換気穴の問題。クリアするために、音源に近い北側には穴をあけない換気フードもつけない。西側に抜いたダクトは長く曲げを発生させて音を外から伝わる音を消音する。

換気は音にためにも、熱交換第一種換気とする。さらに、ガデリウスのG-AIRを使い、換気した空気を一旦エアコンに送り込むことで音ルートも長く弱音かしながら、夏場は調湿された乾いた空気を取り込むことができます。冬もすばらしい暖かさ。

 

4.北窓を少なくするとはいえ、外壁面には明かりがほしい。ここは現地でみてほしいのですが、3室に1つのトップライトから光を取り込む手法を用いて、窓の数を減らしています。脱衣室、洗面室、トイレに光をもたらすベルックス天窓マジックをご覧いただけます。

5.北窓は安定した光なので、3mの天井いっぱいの高い位置につけて、天井への光の反射を期待させて明るさを少ない窓面積でカバーします。

 

など、少し固い内容ですが、裏側ではこのような思考を持って設計しております。

 

これは、新デザインの杉の通気戸です。障子だとイメージが和風になりすぎるのでこのような軽い戸を考えました。

1ヶ月の間、暑い夏にぜひ、騒音、エアコン換気音のない快適ですずしい平屋を見学していただけたら幸いです。

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