2022.07.11更新
リノリウムをご存じですか?昔日本でも使われておりましたシート床材なんです。病院などでは今でも使われているところもあります。施工の手間がかかるので、次第に安価な塩ビシート・タイルにほぼ置き換わってしまいましたが。 歴史は古く。100年前のかの有名な、ドイツのバウハウスの床で現在も使用されているほど耐久性の高い材料です。掃除の際、アルカリ性の洗剤だけに気を付けておけばよいだけです。
塩ビと比較されますが、形状がシート状で似ているだけで、柔らかな表情はリノリウム独特のものだと思います。天然素材なので使用されている亜麻仁油に匂いが少ししますが、塩ビの科学的な匂いはどうも苦手です。この度キッズレストランのご依頼計画で子供たちの安全性と清掃性などからリノリウムを選択しました。
床だけでなく、壁用ピンナップボードはピン跡が残らず色もよいし、家具用リノリウムもありポップな色のテーブルトップや椅子の座面などに使用できます。
木のカウンターやテーブルも良いのですが、肌触りや、耐水性などからリノリウムを採用されてはいかがでしょうか。絶対洒落てる空間になると思います。
真ん中より上は、選りすぐりの塩ビシートで良いものを集めましたが印刷感が・・、下側が天然のリノリウム。
写真で違いがわかりにくいのですが、やさしくテカッっていない素材感からくる表情まったく塩ビと別物です。ペールトーンもいいですね。ぜひ家具や水回り床に使いたい。写真ではわからない最大の違いは、素材の匂いです。リノリウムは新建材オフィスのような匂いがなく天然素材の匂いです。
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