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一級建築士 匠の視点 ブログ

2019.11.01更新

のれん熟考 

ドア でなく ノレン

設計では、暮らしを楽にするため、建具をできるところは極力作らないという方針で考えていきます。

例えば荷物を持って出入りするとき、手がふさがっても通過できる。あるいは、気軽にストレスなく納戸に入る。風や光が通過する。

この度は、書斎の間仕切りです。

小さな1.5帖ほどの小部屋ですので、建具で仕切ると冷暖房が効きません。ですのでリビングの冷暖房と同じ領域にするため、暖簾ノレンで仕切ることにしました。

AD HOUSEオリジナルノレンは、いくつかありますが、この度の制作意図は、

よくある和風でなく、インテリアと調和(あるいはアクセント)になるもの

奥の窓から、若干光を通す

現在、生地選択とデザインの提案の最終段階です。

生地は、従来の本麻でなく、柔らかい材で半透けくらいで

モダンに見せるように、周囲の縁を折返しでなく、

同系統色の布で補足縁取りをしてモダンに仕上げる

という考えでのものです。

このような、オリジナル一点物小物製作などもOB様顧客サービスとして力を入れて受けております。

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