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一級建築士 匠の視点 ブログ

2025.06.28更新

史上最速の梅雨明け、ということは暑い夏が最も多い予想、どう対処するか

史上最速の梅雨明けから始まる、2025年の特別な夏

今年の近畿地方は、6月27日に観測史上最も早い梅雨明けを迎えました。
平年より22日、昨年より21日も早い梅雨明けで、梅雨期間はわずか18日間という短さでした。
この異例の早さで、すでに本格的な夏がスタートしています。1978年以来ということです。

グラフで見る、年々厳しくなる夏

下のグラフは、昨年私が作成したものです。
姫路市における1945年から2024年までの7月・8月・9月の「33度超え日数」の推移を示しています。
1978年はやはり、梅雨明けが7月3日と早いため暑い。
ご覧の通り、ここ数十年で33度超えの日数が急増し、2024年には過去最多を記録。
今年2025年は、さらに記録更新が予想される勢いです。外れてほしいところです。

 

気象庁や専門家の予報でも、今年の夏は全国的に平年より高温となり、猛暑日や熱帯夜が続くと見込まれています
このような「めずらしい夏」には、住まいの工夫がこれまで以上に重要です。

夏を快適にするために――まずは「日除け」が最優先

断熱ももちろん大切ですが、まず最も大事なのは「日除け」です。その前にエアコンが前提ですが。
夏の室内が暑くなる最大の原因は、窓から入る強い日射熱。
実際、夏の熱の約7割は窓から入ってくると言われており、日除け対策が最も効果的な暑さ対策となります 。
その次に、断熱と思いきや、気密が大事です。
室内を不快な洞窟の涼しさにしないためには、気密シートが必須です。
温度だけ注意しても快適になりません。

深い軒がもたらす快適さ

下の写真は、7月20日に見学予定の平屋の家の軒テラスです。
このような深い軒は、夏の高い太陽からの直射日光をしっかり遮り、室温の上昇を防いでくれます。
雨の日も窓やテラスが濡れにくく、春や秋の中間期も快適な半屋外空間として活躍します。
深い軒の下は、外の自然を感じながらも快適に過ごせる「家の中と外をつなぐ」特別な場所です。

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