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一級建築士 匠の視点 ブログ

2023.12.17更新

AD HOUSEの家具 計画編①

AD HOUSEの家具計画  計画編はじまり

 

後付けの家具をつくる。後付け?聞いたことありますか?

引き渡した後に壁に吊家具棚を計画していくプロセスを振り返ります。

OBのO様からのご依頼。ダイニングの家電カウンターの上にお酒やグラスが見せて収納できる棚家具が欲しい。ワイングラスもあって長さがまちまち。できれば吊るしたい。

ここから、家具計画がスタート。

 

まずは、図面と完成時の写真から現況把握。家電カウンターはエンペラドールダーク大理石天板で扉もグレーダーク系です。

壁は薄いグレーの塗装。カウンターの上30センチまで黒いボーダータイルがある          家電置き場なので壁タイル部には2つコンセントがある。

現況写真をいただき、図面とカウンターサイズなど違いがないか確認をします。

 

 

案出しを行います

収納というより要望は、飾り要素が強い。下のカウンターに負けてしまわない意匠が必要。

色調的には、ダーク系、ウォルナット色あたりが似合いそう。

お酒やグラスを棚に置くならば、背景が暗すぎると映えない。むしろ照明を組み込み積極的に見せようか。

壁の大きさ、ワイングラス吊りの高さなどを考慮し、取りつけ位置、高さは、このくらいと判断。この高さにつけるなら、家具の高さは何センチ以内にしないとバランスが崩れると自分のガイドラインをあてはめていきます。

 

今回は、右上に窓があって、壁がそこで切れている感じ。

なので、取りつけ高は、できれば窓下ラインに揃えたい。そのうえで、ワイングラスとしたの家電がぶつからないか、

幅も最適な美しい幅を考えます。窓と左の壁から均等のアキを確保し、家具の幅とアキの幅。家具幅と家具高さの比率を最も重視します。比率が美しくないならば、窓下ラインに揃えるデザインはやめようと。

設計図を見ながら、吊り家具であるので、ボードの裏の柱などに留め付けしないとダメなので、図面に骨を記入していきます。骨の幅も重要で取りつけビスがきちんと効くように正確に書きます。

そのうえで骨位置の家具の幅があわないと、見た目、シンメトリーに取りつけが難しい。なので下地骨の位置から、もう一度家具幅や位置が大丈夫か調整していきます。

この後奥行を決めます。立体家具なので。幅高さは正面からわかりやすいですが。奥行きも重要。

奥行きは、まずワイングラスの吊り金具が取り付く長さがいる。下の家電のスイッチや高さが顔位置にくるので圧迫感がないかを検討します。

照明を入れるので、電源をどからとるか、配線むき出しとか、プレートとかは見せたくない。これらが見えると後付け感があり残念です。ADHOUSEの仕事として、違和感や後付け感は絶対に嫌なのです。

家具背面のボードに穴をあけて、配線を取り出し、スイッチをつけることを考え配線類は家具の中に隠すしかないと。そのサイズを想定していきます。

 

上記をもとに、ラフ案を手書きで書きます。

会社の壁に実寸ラフを張り付けて、サイズ感や縦横バランス比を確認していきます。この日はこれで終わり。

必ず、日をかえて、もう一度すべて検討しなおします。新しい目でもう一度見るこいうことです。こうすると結構ミスがあるのに気がつく。

壁の実寸にペンで書き入れ寸法調整し、棚板の厚みなどを入れてさらにブラッシュアップします。

そして、手書き実寸をお客さまに渡して、想定位置を教えて、実際に現地で貼り付けてもらい、感想を聞きます。

超アナログ方式が良いのです!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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