姫路市の閑静な住宅街のインナーガレージの家も完成に近づきました。

外装は、そとん壁と板張りで、和を意識しながらのものとなっております。先日の写真ですが2階建ての部分はそとん壁で仕上げており、手前のガレージ棟はそとん壁よりも、優しく色気のあるレッドウッドで仕上げております。レッドウッドという木は大変貴重で、アメリカの巨大木ですが、針葉樹では稀な腐らない木です。欧州赤松の総称レッドウッドとは別物です。タンニンが多く当初は赤いイメージですが、無塗装でいても１年程度でとてもよい雰囲気になってきます。設計者にとっても最も雰囲気の良い素材の一つであると思っております。また無塗装（色をつけない）ので経年変化で独特の色の良さ（国産材の経年はとはちがう）があり、大変美しい。カリフォルニアの有名なシーランチがレッドウッドです。

現在の赤白の派手なイメージはすぐに落ち着きをみせ、品の良さを醸し出しはずです。楽しみな物件です。

外観もさることながら、2世帯の上下ですが、かなりの防音対策で設計しておりますので、音対策も見どころのひとつです。ほぼ住宅では見ることがない防音壁や、浮床の防音室など、見えない部分の工夫がたくさんあります。設計者にぜひ、詳しく聞いてもらえれば、やりがいあります。

レッドウッドは2年程度でこのような色目になります。