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一級建築士 匠の視点 ブログ

2021.10.05更新

設計担当による2ヶ月後の訪問

AD HOUSEでは、設計担当が引渡し後2ヶ月を経過してから訪問することになっております。
お客様の暮らしぶりや、新築時のトラブルなどお聞きし、設計としてこうすべきだったなど、今後の設計にフィードバックする大切な時間であります。

設計担当は、住まわれて実際どうであるか、快適にすごされているか、など生の意見にでくわす、緊張の瞬間でもあります。
この度、若い設計者は、8月に引き渡しをした、神河町のお客様を訪ねていきました。

エアコン一台で38坪の平屋で大丈夫かと心配のお客様でしたが、この夏を経験し、快適で大変満足であったといくことでした。しかし、個室の子ども部屋が少し暑い日があった?とおっしゃっているということでした。社に戻ってきた担当者に、きちんとした使い方をマスターされているかを問いました。さっそくお客様と連絡をとったところ、ロフトのエアコン部屋からダクト換気扇で遠い子供室に冷気を送っているはずでしたが、この夏スイッチが入ってなかったということで、スイッチを入れてもらったところ、風が吹き出してきたので、おそらく来年の夏は万全でしょう。

設計者は実施設計段階で自分で熱計算をし、Q値出し断熱を設定し、もっとも効率の良い省エネな冷房計画をします。その上で1台でOKという計算上の結果がでます。計算結果を踏まえて実際の冷房機器計画をしていきます。ですのでお客様から暑いと聞くと大変です。

この度の訪問では、カメラマンによる完成時の写真撮影をさせていただきました。完成写真が楽しみであります。

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