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2016.11.24更新
東京
22.23日と東京で研修!
出発日の早朝に地震があってびっくり、→実は前日に予言しておりましたので社員は本当にびびってます。
帰った翌朝は東京は54年ぶりの雪と、そこしかないスキマへ入り込んだものです。
まずはBOSCH。
25年ぶりに食洗機が再上陸。まずは60センチ幅からの展開するということです。
特徴は乾燥にゼオライト鉱物を使うことです。洗い終えた庫内の湿気が半永久に機能するゼオライトによって発熱をするという仕組み、予熱乾燥やミーレの上位機種のように湿気逃しの扉が自動であくということをしなくてもよい。付属のスプレーヘッドをつけて、上段のバスケットを外すとオーブントレイのような大きなものまで洗える。引き出し自体が数センチ上下するので、ものによって高さが替えられるのはよいと思います。価格もお得だということで、リストに入れたいと思っております。
次は、高級カウンター人工素材の、サイルストーンとデクトン。
オーダーキッチンではお目にかかりますが、市販のシステムキッチンにはない素材です。固い、耐久性があるということに加え、なんといっても素材感につきます。sus、人工大理石しか選択肢にない一般のキッチンはつまらない。ぜひとも使ってみたいものです。しかしながら弊社は天然石が超得意ですので、機能性を無視すれば素材感は石のがよいとおもいました。
次は、塗装、それも家具工場塗装
設計者であっても家具塗装まで詳しい人は滅多にいないのでないでしょうか。現場塗装との違いは工程数の差、倍どろこではありません。ウレタン2液で15工程。
割合は、塗り2に対して下地調整研磨が8です。つまり研磨こそがよい塗装(きれいな塗装)になるのです。
その場でウレタン2液塗装の実演を交えて教えていただきました。
気に入ったのが、不透明エナメル塗装です。下地の面材により出来上がったもの、特に経年において差になるようです。同じエナメルの鏡面でも、ウレタン、UV、ポリエステル、カシュー、漆とあり、ウレタンとポリエステルでは高級感が違ってきます。わかりやすくいうと仏壇やピアノのような高級感。
エナメル塗装をみていると、メラミンの面材同士の小口のジョイントが気になってしまいます。エナメル塗装はエッジがとても優しくなめらかでなんとも言葉にできない高級感があります。
塗装話は奥が深すぎてこの辺で辞めときます。この後実際の特注家具やキッチンを見せていただき。脱帽。
マテリアルの使い方が素晴らしすぎ、というより高度な職人技術すぎました。錫を使ったり、木割れ透明樹脂を流し込んだ天板や、最新すぎる素材に、もう真似が難しいレベルでした。
翌日、酒屋のRfは、さすが和田先生です。
あらゆる場所にいろんなサイズでも、同じカウンター高さに合わせて、什器やカウンタをつくり、店中でこでも立ち飲みが開始できるという、先進模範的な酒屋さん。キッチンや什器をローコスト素材でうまく設計されており、とても参考になります。シンクを使わないときのの穴アキsusの蓋もよかった。カウンターと面納めされておりました。住宅においても十分OKな作り。
半年振りの東京は、夜は銀座周辺でしたが、地方から行くとバブル期?という雰囲気にしか見えません。華やかで建築ラッシュですし、なにせ高級感あり。年々地方との差が広がってるのどうにかなりませんかね。