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2020.04.11更新
CLT工場、オフィス視察
先日、岡山県真庭市にあるCLTの工場、オフィスへ視察訪問してきました。
(CLTとはCross Laminated Timberの略称で、ひき板(ラミナ)を並べた後、繊維方向が直交するように積層接着した木質系材料です。
厚みのある大きな板であり、建築の構造材の他、土木用材、家具などにも使用されています。)日本CLT協会より引用。
まずオフィス棟を視察。従来の木造建築とは全く違う自由な発想とデザインの斬新さに驚きました。
また構造架構においても独創的で、この建物だけがヨーロッパのどこかの国に有る様な、そんな感覚さえ覚えました。
(木材の産地なので周りは山ばかりでしたが、)
こんな建築が地元でも実現できれば、きっと目立つだろうな~と思いました。
その後、車で移動し工場へ。CLTが出来上があっていく工程を説明を聞きながら視察。
CLT工場の向かいにはバイオマス発電工場が有り、CLT製造過程で出た廃材をバイオマス燃料として再生し、
その燃料から電気を作る過程で出来た熱源を、CLT工場に戻して木材乾燥に利用すると言う、
山の恵みを最大限に生かしたシステムに感服しました。
この様な視察研修を時々行いながら、新しい情報を取り入れていく事は勉強になりますし、
硬くなりがちな頭の中を柔らかくするのに持って来いで、日々の設計業務にも生かせそう!と思えた一日でした。