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2019.04.09更新
赤穂市 設計ポイント
6・7日の2日間オープンハウス、オーナー様、また近隣の皆様に感謝いたします。
外は性能面重視でロング屋根がハードな雰囲気ですが、内部はとても上質で優しい光が充満していて、本当に高級上質な雰囲気に仕上がっていました。
この家の設計時のコンセプト3つとは
1F完全バリアフリー、圧倒的な性能で光熱費ゼロ、上質な落ち着くインテリア
完全光熱費ゼロ状態にするため、というより倍くらいの容量の14.4KW太陽光パネルを上げております。将来電気自動車への供給もまったく問題ありません。
熱性能はQ値1.32 1種熱交換換気と高スペックで24時間冷暖房の光熱費を抑えます。シルクライン床暖房で蓄熱で家全体を暖房しています。
設計に際してのこだわりポイント
ありきたりの建築的な手法に留まらない、ウィットにとんだインテリア提案につきます。設計者は複雑な要素をうまくまとめていました。
●その中から少し設計者目線からのピックアップを紹介
道路から玄関までは、車椅子用に長い直線スロープで結ばれます。
玄関とホールは段差なしで視覚的にタイルの色で別れています。
玄関ホールは優しい光で迎えます。天井も高く、ホールへの戸はヘリンボーン模様です。
正面は扉が開いており、リビングのタイル土間とつながっています。タイル部分もすべて床暖房
キッチン向かいのタタミリビングに座れるカウンターです。足が出入りしやすいようにカウンターに柱を入れずに持たせております。足が不自由でも使えるように配慮です。畳リビングのコーナーも斜めにテーパーとってさらに出入りしやすい形状に
清掃がしやすいという利点もあります。強度をもたせるための工夫がいります。
トイレは床で遊んでます。タイルがランダムな柄を用いてます。落ち着く色あいで楽しいトイレ。
床暖房です。
次は、私がお気に入りの2Fの共用部です。個室を小さめにして共用スペースを大きく。
直座りのカウンターにして足入れできるようにしています。見ようと思えば1Fを覗ける、カーペットなのでとても柔らかどこにでも座る(寝る)ことができます。
向かい側には3つ分の本棚があります。
カーペット直座り2Fホール
1Fのタタミリビング、無垢天板の掘りごたつ、といっても下は床暖房なので布団は不要です。清潔な堀炬燵。
堀炬燵の下の床面には、あえて足ざわりが優しいカーペットにしています。
右のテレビ台は床材と同材であわせて一体感を
すぐ横の階段から2Fへは、すでにタタミリビングが2段あがっているので、とても近いんです。
正面の建具は今回のオリジナルデザイン、ブラックウォルナット框に用いたのフラッシュ吊戸
背の高い空間に浮遊する、大きめのファブリック照明が優しさを演出しています。