2019.03.17更新
一言に照明といっても、様々な形の照明器具があり、一般的なものですと天井に付けている円形のシーリングライトです。 部屋全体を明るく照らすのに適している照明ですね。
ただ、部屋全体を均一に明るく照らしてしまうため、インテリアを演出するという意味は薄れます。 明るさが必要なところには適した明るさを確保し、暗がりも設けてあげて、明るい場所暗い場所を空間内に作ることで、よりよく魅せることができるのです。
いくつもの照明器具を使ってライティングする「多灯分散」という手法です。
多灯分散のLDKの写真
ダイニングテーブルの上にペンダントライト。 リビング全体に明るさ感を演出する間接照明。 和風デザインの中にエレガントの要素を取り込む吹抜けのペンダントライト。 テレビ背面のレンガの壁を強調する間接照明。
中庭を望むDK
こちらのお住まいの場合、以前お伺いしてお話をお聞きすると、中庭(窓の外側が囲まれた中庭になっている)の照明をつけて、DK側を暗くすると雰囲気がすごくいいとお話しされていましたが、狙い通りでした!! 光を演出し、夜の雰囲気の違いを愉しむこともできるのです。
造作食器棚のダウンライト
食器棚の一部にダウンライトを設け、ディスプレイの棚として、こだわりの食器やお酒を飾ったりなども空間を演出してくれます。
カラーガラスを強調する間接照明
こちらは赤いカラーガラスを使ったキッチンですが、異素材を組み合わせるのであれば、そこを強調するライティングを設けることで、素材の存在感がより強まって、空間の中心であることを感じさせてくれます。
色々な照明手法により空間を光で彩ることで、より豊かな住まいのあり方をご提案できると思います。
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