先日、赤穂市Ｏ様邸の打合せを現地でさせて頂きました。
Ｏ様邸は熱交換型24時間換気を搭載します。
こちらが熱交換換気の本体となります。

めちゃめちゃデカいです。　１Ｆの天井裏に設置しているので、完成すると普段は見えません。
この本体部分で換気するわけですが、熱交換をしてくれるので、換気による熱のロスを抑えてくれます。
通常の24時間換気では、外気（新鮮な外の空気で冬場は冷たく、夏場は暑く湿った空気）を取り込み、トイレやクローゼットなどから内気（エアコン等で冷暖房した空気）を換気扇で排出します。
これを24時間稼働させていくわけですが、冬場で考えると、外気の冷たい空気をそのまま取り込むので、熱のロスがかなり出てきます。
それじゃあ24時間換気しなくてもと思いますが、昔の家は気密性が高くなかったため、そこまで換気しなくても勝手に空気が入れ替わっていました。めちゃめちゃ寒いですが・・・
それが、気密性の高い住宅では、換気扇による計画的な換気をしないと、住宅内の空気が入れ替わらず、空気が汚れたままになってしまいます。
また、湿気も排出してあげないと結露の原因にもなります。ですので、24時間換気は必要となってくるのですが、

熱交換換気では換気をするときに、取り込む外気に排出する内気の熱を受け渡してから換気していくので、熱のロスを抑えることができるのです。
その熱のロスを受け渡してくれるが、上の写真の本体部分です。
熱のロスを抑えるということを、実際に肌でも感じるほどです。　冬場に外気の冷たい空気を感じることがなくなるからです。

本体で熱交換した空気を各部屋に送るために、本体からダクトを通して送り込んでいきます。
こちらは２Ｆの天井裏部分です。

この熱交換換気のすごいところがもう一つ。
花粉症対策にもなるという点です。
以前お引渡させて頂きましたＫ様宅に先日お伺いさせていただきましたが、
Ｋ様は花粉にかなり悩まされていました。
ですが、この熱交換換気を搭載した新しい家に住んでから、花粉の悩みがなくなったと仰っていました。
通常の換気扇でもフィルターはありますが、熱交換換気のフィルターはかなり性能が高いのです。