2017.08.31更新
暑い中でも空気の爽やかさを感じる時期になりました。空も高く雲も秋の気配です。
この夏、京都や東海道の宿、昔からの観光地と多く訪れました。 感じたのは、時代を超えられるものが、街の景観となっている。多くの観光地では古く残った物、大事にして維持している物に対して共感され人々を惹き付ける感じだ。 建築や住居であれば、特に見た目の素材が持つ表情が大きい。 人々がその素材の表情から受ける感覚的なものが、五感に響くかどうかみたいなところですかね。
一方、よく聞く施工の現場では、サイディング等なるべく簡易早くにできるもの、引き渡し後もなるべく手離れがよいものが開発され使われている。 その結果が、現在のどこにでもある住宅地の表情です。もうどうしようもないところまできていて、かなり残念に思うところです。 我々は、いつまでも人々の五感に響いていて、大事に後世にも受け継がれていけるように、しっかりと素材を見極めて現代のスタイルを提案していかなければならないなと改めて感じさせられました。
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