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2017.07.21更新
冷房選定のこと
これから夏本番、暑い日が2weekほど続きます。
先日、行われた、姫路市とたつの市の見学会。猛烈に暑い外気温34度くらいでした。
両物件とも2Fのホールに一台のエアコンのみで運転させておりました。
姫路の家とたつのの家では、あきらかに体感快適の差がみられました。それは
エアコンの選定によるものでした。結果から言うと姫路のほうは、家の中で人が動いていると快適な感じはしない。
たつののほうは、人が動いていてもとても涼しい。という結果でした。
考察してみると
姫路 10畳用エアコン一台、たつの 12畳用エアコン一台で運転
たつののほうが大きな機種ということで涼しいといえば簡単なことですが、
この表は、一軒ずつ、公的な冷房選定のための温熱根拠です。
コレを見るといわゆるQ値1.74の家で、潜熱と顕熱を算出してこれらの数値を利用して、
弊社の独自の基準にしたがって、機種選定してくことになります。すると
たつの家 Q値1.74 外皮0.47w 38坪 で全館冷房すると 3.2kw以上の機種になります、だいたい12畳用一台で十分
姫路市の家 Q値1.59 外皮0.48w 43坪 で全館冷房すると 3.8kw以上の機種になります、だいたい14畳用一台で十分
実際に、たつのでは、12畳用を運転していたので、とても全館快適でした。よく効いていました。来場者も感じていただけたと思います。一方姫路の家では、14帖の機種選定のはずが、実際は10畳用がついており容量不足で、真夏には間に合いません。実際は2Fに、10畳と6畳用2台をつける計画ですので、後一台6畳が入れば大丈夫といえるでしょう。
AD-HOUSEでは、何もいわずとも温熱性能を確立させた設計施工をしており、何十年と快適に暮らす仕様を標準にし、冷暖房選定においてもきちんと根拠を出し計算して選んでおります。だから無駄に大きな機種、台数を付ける必要はありません。
この度の両物件の体感結果は、真夏の本当に冷房が必要な時期ということと、我々は計算結果を信じていつも快適計画しか経験していない状態でしたので、弊社の選定計算がかなり高い精度であると実証できた感じました。限界を体験はできた貴重であったと。
姫路の家 広大な吹抜をようしたキッチン
下屋からせり上がるタイプの吹抜空間のたつのの家
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