2017.04.19更新
先週の土曜日に大阪にてMOKスクール2017という勉強会に参加してきました。 MOKスクールは、木構造や木質材料の先進的な研究者や実務者を呼んで勉強する場です。 全国からたくさんの方が参加されています。 月に1回ほどこの勉強会がこれからあるんですが、第1回目の今回は、「地域の木を活かす住宅設計術」、「改めて、基礎から学ぶ木構造」、「美しい住まいとは」という内容でした。 栗材の八角の大黒柱や、ブラックウォルナットの化粧柱と梁など、高級材ではありますが、一部に使うのも面白い表情になるんだと思いました。 構造材の費用は、建築本体金額の5~6%ほど。全体占める割合は意外に小さいです。 塗装で色を変えるのではなく、材を変えて意匠とするのも良いかもしれません。 漆塗りのサンプルも会場に展示していました。木材の表面に漆を塗って、表情を変えたり、カウンターに使ったりと、用途は様々です。
「美しい住まいとは」という内容には、建築家の横内敏人先生が講義されました。 横内先生が設計されているデザインの根幹の部分や、どういった背景があって現在のデザインとなっているかをお話しいただきました。 木材の使い方や建具の納まりが、やはり素晴らしかったです。
そして、今回の勉強会の中で、講義の内容も先生の話し方も面白かったのが、木構造の講義でした。 構造の部分はわかりにくい部分があり、イメージとしてつかみにくい分、お客様に説明するのも工夫が必要で、今回の勉強会では、イメージしやすい動画もありました。 名刺箱を使った地震の揺れに対する実験や、ウイロウとプリンを使った地盤の揺れの実験動画は思わず笑ってしまいました。
勉強会の報告は随時していきます!!
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