姫路・たつの市・播磨全域注文住宅の設計・施工
2025.09.19更新
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この写真に映っているのは、今回のリノベーションで生まれ変わった廊下です。 単なる通路にとどまらず、作品を飾ることができる「ギャラリー」として計画しました。 ただ通路として歩くだけでなく、立ち止まり、家族の写真などを飾り、 美を感じることのできる余白のある空間です。
LDKと寝室の通路はどうしても“つなぎ”の役割を果たす場所になりがちです。 しかしそこを特別なものにすることで、 家全体が多様で楽しく、まるで大きな家かのような感覚をもたらすと考えました。 リビングやダイニングのように、普段明るくにぎわう場とは違い、 この静かで、暗い回廊があることで、暮らしにウィットに変わります。
床には国産の檜無垢材で清潔さを 巾の細い檜材の一枚ものを使うことで、 繊細さと少しばかりの緊張を演出、 朝鮮張と呼ばれる手法で3m感覚で長い廊下をリズムよく区切る 区切りの真ん中へ、ダウンライトが、丸い模様を落とす、強い光が檜を白く光らせ空間を印象的に 床全体を明るくしない、闇もつくることで空間に奥深さが生まれる。 途中に、壁の飾り棚に、一番強い光スポットライトを当てることで、これも印象的な空間になる
そのために、天井は反射しない黒、 壁も反射をぐっと抑える色調にし、照明のメリハリを 障子越しの柔らかな光と、スポットに浮かび上がる作品。 その対比がこの廊下を特別な空間にしています。 日常の移動の途中にふと足を止め、闇に沈む壁と光に照らされた一点を眺める。 その小さな体験が、暮らしに深みと豊かさを与えてくれるのです。
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