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一級建築士 匠の視点 ブログ

2025.12.30更新

姫路で叶える、昼も夜も没入できる、大人のための秘密基地

こんにちは、姫路市を拠点に、こだわりの注文住宅を手掛けるエーディーハウスの建築士の堀江です。

12月20日から1月18日までの間、新築物件の見学会を姫路市網干区で開催中です。ここで見てほしいポイントがあります。
年末のブログですし、ゆっくりと一枚の写真から解説していきます。

2025.12.20~2026.1.18 新築27坪の平屋の家 完成見学会 @姫路市網干区 

家づくりにおいて、「家族が集まるリビング」や「使いやすいキッチン」は確かに重要です。しかし、私たちが提案したいのは、住まい手のこだわりを極限まで詰め込んだ「一番長く居たくなる場所」です。

今日ご紹介するのは、一見するとバーラウンジのようですが、実はオーナー様にとっての「自宅スタジオ」とも呼べる特別な一室です。

 

この空間は単に夜にお酒を飲むためだけの場所ではありません。オーナー様のライフスタイルが融合した「スタジオ」の秘密を紐解いてみましょう。

1. 昼間でも「完全な闇」を作れる遮光設計

最大の特徴は、昼間であっても「完全遮光」が可能な点です。 窓には特殊な遮光建具やロールスクリーンを計画的に配置し、外の光を完全にシャットアウトできるように設計しています。

昼下がりの明るい時間帯でも、ここに入れば一瞬で映画館のような静寂と闇に包まれます。 時間を忘れて映画の世界に没頭したり、集中して作業を行ったり。太陽の動きに左右されない、自分だけの時間が流れる空間です。

2. 天井高3メートルの開放感と、時を刻む「時計塔」

この空間に入ってまず感じるのは、一般的な住宅とは一線を画すスケール感です。 ダイニング部分の天井高は3メートル。このゆとりある高さが、閉塞感を一切感じさせない、スタジオとしての圧倒的な開放感を生み出しています。

そして、写真奥でぼんやりと温かい光を放つ縦長の照明(行灯)にもご注目ください。 これは単なる照明器具ではなく、屋外に佇む「時計塔」をイメージしてデザインしたものです。 高い天井と相まって、まるで夕暮れの街角の広場にいるような、不思議な奥行きと情緒を空間にもたらしています。

3. キッチンならぬ、生活の中心としての「スタジオ」

一般的に家の中心といえば「キッチン」や「リビング」をイメージされることが多いですが、このお住まいにおいては、ここが「一番長く過ごす場所」です。

プロジェクターとスクリーンを備え、映像や音響にこだわり抜いたこの部屋は、まさに「スタジオ(工房・制作室)」。 写真右手のR(アール)を描くウォルナット無垢の造作カウンターは、時にはバーカウンターとして、時には書斎デスクとして、多目的にオーナー様を受け止めます。

4. 映画館並みの映像美を支える「壁」の秘密

この部屋の壁が「グレー」であるのには、実は明確な理由があります。それはデザイン性だけでなく、スクリーンからの反射光(迷光)を極限まで抑えるためです。

白い壁は光を反射してしまい、プロジェクターの映像コントラストを下げてしまうことがあります。そこで、映画館並みの没入感を実現するために、光を吸収するダークトーンのグレーを選定しました。

さらにこだわったのが、その質感です。 ツルッとした素材ではなく、まるでスウェードのような表情を持つ特殊な塗り壁材を採用しています。 このマットで起毛感のあるテクスチャが、余計な光の反射を優しく受け止め、しっとりとした大人の空間を演出すると同時に、映像本来の美しさを際立たせているのです。

最後に:姫路で「没入できる家」をつくるなら

私たちエーディーハウスが提案するのは、型にはまった間取りではありません。

「リビングより、趣味の部屋を一番広くしたい」 「昼間でも真っ暗にして映画に没頭したい」

そんな一見尖ったご要望こそ、注文住宅の醍醐味です。 姫路・播磨エリアで、あなたの「好き」にとことん忠実な家づくりをしませんか。

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