2024.10.10更新
夏の暑さと、冷房に関する考察_4
前回に話したように
夏場の結露はおこる可能性がある
わずか数日のことだが、それに対しての対策
ルームエアコンと業務用天井隠蔽エアコンは別ものとして考える
業務用天井隠蔽エアコンの結露を防ぐには、 3つ
1つ目
冷媒配管断熱材の厚みを20ミリ断熱管に変更し断熱性を増強する
価格は高くなるがこれが1番良い
ただし、外部の配管まで20ミリになってしまうため
外ルートが長ければコスト増につなががる
2つ目
外ルートが長い場合は別の対策
天井裏に露出部分のみ、補強断熱材を巻きつける。
この場合コストが軽減されるが
新築物件でしかうまく対応できない
3つ目
天井裏をそもそも作らないような計画
または、天井裏を室内の空調された空気が通るようにする
室温と天井裏の温度が同じ位にして
エアコンで除湿された空気が回るようにする
やり方は、天井ガラリ入口と出口をつくる
または換気扇で強制的に天井裏と室内を循環させる
次にルームエアコン
ルームエアコンは結露のリスクはゼロに近い
それでも、あるとすれば
室内機を外壁面でなく内部の位置につける場合
冷媒配管を外壁内壁面までのルートが必要となる
その場合、冷媒管を壁の中や天井裏を通さないようにする
囲われた閉ざされたところ
室内で空調されたところ以外を通さない
現在、設計中の物件は全てこの方式で対応している
やむを得ず冷媒を壁内に入れないといけない場合
冷媒配管に+10ミリの断熱材を巻く
ルームエアコンは20ミリの冷媒断熱が取り付かないために
標準の10ミリの冷媒管にプラス10ミリの断熱材を追加して
合計20ミリの断熱管を現場でつくる
上記のような点に注意しながら
灼熱の亜熱帯のエアコンの対策をしていく
33度超え日数を更新
10/10時点で、過去最高を記録、ダントツ
57日間。2か月もの間の灼熱の夏でした。
喉元過ぎれば熱さを忘れる
暑さに対しての言葉ではないが
10月10日現在では、
9月末まで続いた33度超えの日も
忘れてしまっている感覚が怖い
次回は、エアコン選定のやり方も灼熱夏で変わったところを紹介します。