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一級建築士 匠の視点 ブログ

2024.09.11更新

夏の暑さと、冷房に関する考察_3

前回につづき、

夏の暑さと、冷房に関する考察です

夏の絶対湿度の変化が起こっているのか

絶対湿度とは、一般で使う相対湿度とは違いますが

夏の絶対湿度は最大で22g/㎥といわれていた

2023年夏は最高時間帯で23.54g/㎥→露点25.9度

2024年夏は最高時間帯で25.08g/㎥→露点26.9度

最高時間帯だけとはいえ、22gの1.14倍の水を含んだ空気

22gでは、露点は24度くらいである

空気の水分量が増えると、ともなって露点温度の上昇がある

露点とは、その温度下回ると結露する限界温度

昨年だと25.9が露点に対して2024年は26.9度、1度上昇している。

2024年の水量多い空気を室内に入れた場合、

26度の物体に触れたものは全てに水に変わる

ビールのコップにつく水滴現象が

26度の表面でおこるということ

今までにない異常な状態である。

冷たいものでないものに触れて水にかわる

絶対湿度26.9の空気は外気だが、

換気扇や隙間からいくらかは入って室内に拡散されている

それをエアコンで除湿はしているので絶対湿度は下がっているはず

それでも、シェルターでもない限り外気の絶対湿度の影響は必ず受ける

エアコンをかけているとはいえ、

換気の多い時間帯や

場所によっても空調が効かないところは

ビールコップの結露現象になっている

室温が高いほど多くの水を含む空気の性質だから

今までエアコンで冷えていた壁天井裏で薄く結露したり

この結露はルームエアコンで起こっている現象でなく

主に業務用や天井埋込エアコンで起こっている現象です

それは、業務用特有の理由が存在する

空調部屋と閉ざされた天井裏などは部屋より少し温度が高い

より高い温度では空気の持つ水分も多くなり

天井裏に通るエアコンの冷たい冷媒管に結露がおこる

冷媒管は表面22-24度くらいであるので

当然結露がおこっていた時間帯があった

 

これらを踏まえて

弊社が考えた天井埋込エアコン対策を次回に

 

33度超え日数を更新、9/11時点で、過去最高となった

 

 

 

 

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