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2024.02.07更新

メラミン天板キッチンの流行

メラミン天板のキッチンが流行。

メラミンといえば、昔から有名なのは、キッチンハウス、その廉価版のグラフテクトだが、
この度は、ヤジマのパッケージの新製品をみにいった。ヤジマは高感度の方がよく選ぶ人気のブランドのキッチンのOEM生産をしており、技術力は高い。

見るポイントは、メラミンの弱点でもある、面材と面材の90度ジョイントでメラミンの表面とコアの色が違うので、90度であわせると、嫌な線がでてしまうのが欠点。

これを防ぐには、3つ考えられる。
メラミンの一部でコアと表面が同色の物にする。
コアの濃い茶色に近い表面材や、こげ茶にあう表面材を選ぶ。
箱でいうと、正面から見てコーナーが4か所でるが、相対する2か所のみを1.5Rをとるポストフォーム加工をする。

イタリアの高級キッチンでは、メラミンでも特殊でジョイントがでないものもありますが、超高価であり導入は難しい。

そういう観点での見学を行った。

天板の角は、ポストフォーム加工で、ジョイントがなくてきれいでした。ただし左右両端は政策限界で極細いジョインとが出ています。しかし、本当に目立たなく仕上げてあって、薄い色のメラミン面材を避けると合格です。

扉もメラミンポストフォーム加工なので、これは一般キッチンメーカーで見慣れているためOKでした。

天板の奥のバックガード立ち上がりもなく、エンドパネルの納まりも、我々のオーダーキッチン計画で追求するところと似ており、さすがにキッチンをよく知っているプロだと感心しました。

特徴は、AD HOUSEキッチンでは8割くらい輸入食洗器ですので、そのあたりも気になります。
ヤジマの新製品は輸入機器を意識したデザインになっており、苦労する巾木高さなどもクリアしている。また食洗器だけでなく、IHも標準がBOSHEの4口IHとなっており、グリルレス仕様であるのでIHの下は引き出しになっている。IHをマイナスオプションの国産IHの場合は魚グリル仕様にもできる。

引き出しのライン把手の黒い帯の中にコンセントが仕込んであり目立たなくなっている。

タオルバーについては、デザイン優先であり、オプションは設定なしです。

総評として。
メラミン好きには良いと思います。
メラミン天板は、硬度9Hであり、天板の中での表面ではもっとも硬い。クオーツで7H、人大で4H、ステンレスに至っては3H、ステンレスはそもそも傷もようなので表面は傷には弱い。欠点ではないが、耐熱は140度なので鍋は直に置かない、そのくらい。鍋を直に置く人はめったにいないので問題にはなりません。
標準シンクはBLANCOのマットな黒でかっこいい、マイナスオプションで機能シンクを選ぶとステンレスのヘアラインシンクになるが、デザインは、かっこいいピン隅ですごい技術。ただし掃除はしにくいので後から後悔しないように注意を即します。
全体にスマートで、無機質でモダンです。
残念なところは、輸入機器がセット販売になっており、輸入機器が仕入れ安い我が社の利点が最大には生かせません。それでも価格がお手頃であれば問題なしです。
最近人気メラミンキッチンとしては安価になると思います。

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