
2025.11.15更新
インデックス大阪 建築展で発見した素材
先日訪問したインデックス大阪 の建築不動産フェア
目新しい もので 今回使いたいなと思ったのは

このCLTパネルの魅力は、まず断面の美しさにあります。従来のCLTでは、中間層に木の木口面が露出し、見た目が雑然としがちでした。しかし、MDFを採用することで、断面の中央がダークでスッキリとした均質なラインとなり、モダンで美しい印象を与えます。実物写真の比較です。ちょっと背景が同じヒノキで醜いですが、真ん中のラインの違いがわかるでしょうか。また、表面材にヒノキを使用している点も重要です。スギパネルと比べて木目が穏やかで、表面も硬いため、傷がつきにくいという高い実用性があります。目がうるさいスギや柔らかすぎる素材の欠点を解消した、見た目と使い勝手を両立した建材として、非常に注目されています。
それから 面白かったのが
ドリームコークというコルク舗装材

ウッドデッキや屋外の舗装材として、足に優しい、驚くほどのクッション性です。例えば、保育園や幼稚園の園庭、プールサイド、屋外階段など、安全性が重視される場所に最適で、一度歩けばその非常に心地よい歩行感の虜になるでしょう。
似たようなクッション性を持つ素材としてゴムチップ舗装がよくありますが、コルクには決定的な違いがあります。コルクの細胞には空気が満たされており、これが熱をため込みにくいという優れた断熱性能を発揮します。そのため、真夏の直射日光が当たっても表面が熱くなりすぎず、素足で快適に歩くことが可能になるのです。
性能の高さも特筆すべき点です。コルク自体は水を通しませんが、舗装材全体としては透水性を確保しているため、水はけが良く、屋外で煩雑な勾配(水はけのための傾斜)を考慮する必要がありません。弾力性や水の不浸透性といった基本性能は長期間にわたり維持されます。劣化の心配もほとんどありませんが、茶色は紫外線による白色化は避けられませんが、その優れた機能は変わることがありません。
クッション性、遮熱性、そして透水性を兼ね備えた屋外用コルク舗装材を、まずはデッキの代わりに導入したいと思っております。