2022.11.02更新
しばらくブログを忘れておりました💦今回は少し多めに書こうかなと思います笑
先日たつの市のリフォーム物件のお引き渡しを行いました。 築65年の物件で、よく見る柱と梁の構造ではなく、「貫」と呼ばれるものが入ったとても特徴的な構造をした物件です。 今回は、断熱気密性のついて書こうかと思います。
下は解体前の畳をめくった時の写真です。内壁は聚楽、外壁は土壁に漆喰といった構造になっていました。土壁にも十分な断熱性があるため極力取らずに解体します。
下の写真に写っている、うねっている梁のようなものが貫です。厚さ70~80ミリ程度ですが、梁よりも強度は高いです。これを支える筋交いも特徴的です。 これは既存の状態では全て壁の中に埋まっていました。 床下もそうですが、土壁がとれて一部外部がみえてしまうような場所は、全てモルタルや発泡ウレタンを充填させ、断熱気密性がとれるようにします。
リフォームというと、断熱性能を重視される方が多いです。もちろん使用する断熱材も影響しますがどちらかというと気密の方が重要です。 どれだけ断熱材に良いものを使っていても気密性がとれていないとそこから筒抜けになってしまうからです。 下は施工中の写真ですが、根太間に断熱材を充填させその上に気密シートを貼っています。柱周りで貫通した箇所については確実に塞ぎ、上に上がるのを防ぎます。 2階も同じでように施工し小屋裏に上がるのを防いでいます。この上から合板を貼り、仕上げの床を貼っていきます。
下の写真は、既存の梁の高さが少し低かったので新しく梁補強を入れているところです。
2階はこんな感じ。下地の合板部分にも確実に気密性がとれるようシートを貼っています。
今回はここまでです! また次回続きを書いていきます!!
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