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2024.11.10更新
断熱リノベーション
ここ近年,光熱費の値上がりで、光熱費節約意識が高まる中、リノベーションにおいて断熱性能の向上が注目されています。
断熱リノベーションは、快適な室内環境を実現し、光熱費用を削減することができるため、リノベーションをする方が増えてきています。
また、国や自治体の補助金を活用することで、リノベーションに係る工事費用を軽減することができます。
断熱リノベーションについて
・断熱リノベーションで得られる効果
・断熱リノベーション方法
などについてご紹介していきます。
断熱リノベーションって何をするの?
・今の家の断熱材を新しいものと交換
・無断熱の家に新しい断熱材を設置
・断熱性能の低い窓を新しい窓と交換
といった全般のことをいいます。
断熱リノベーションが注目を集める背景として、日本の住まいの多くが不十分な断熱性能しか持っていないという事情があります。
2016年に国土交通省が日本の住宅約5,000万戸を対象に、どのくらいの断熱性能を持っているのかを調べる調査を行いました。
その結果、全体のたった10%しか今の基準に適合していないことが分かりました。
この情報から日本のほとんどの建物の断熱性能は不十分であることが分かります。
この問題を解決するのが『断熱リノベーション』です。
家の断熱材を追加・交換したり、窓や玄関ドアを性能の高い製品と入れ替え、内窓の設置をすることで、住まいの断熱性能を最新の基準までに引き上げることが可能です。
断熱リフォームで得られる効果
(↑夏の写真)
保温力のない住宅は外気の温度に振り回されやすくなります。
・冬に暖房をつけても暖まりにくい
・暖房を切ったらすぐに寒くなる
・夏は2階の天井付近が暑い
・冷房を強運転にしないと冷えない
など経験をしていたとしたら、それは建物の断熱性能が低いことが最大の原因です。断熱リノベーションを行えば家の保温力が高まり
・冬に暖房をつけても暖まりやすい
・暖房を切っても寒くなりにくい
・夏場の天井付近の暑さが気にならない
・冷房が推奨温度でしっかり効果がでる
といった効果を得ることができます。
断熱リノベーションはこうやって行う
断熱リノベーションといっても、具体的な方法は3つあります。
ここでは、断熱リフォームが一般的にどのように行われるのか、ご紹介していきます。
断熱リノベーションの工法を分類すると大まかに、
① 建物の内側に断熱材を施工する(内断熱工法)
② 建物全体を断熱材で覆う(外断熱工法)
③ 窓断熱リノベーション
という3種類に分けることができます。
内断熱工法
内断熱工法は、床下や天井裏、屋根裏など、建物の内側に断熱材を設置することで断熱性能を向上させる工法。
和室を洋室に変えたり、壁紙の貼り替えたいった大規模リノベーションの際に一緒に断熱工事も行うことが一般的に多いです。
外断熱工法
外断熱工法は近年の新築に採用されることが多い工法です。柱の外側に断熱材を貼り増しして断熱します。家の外側をすっぽり断熱材で覆うため、高い断熱性能を実現することができます。
窓の断熱リノベーション
実は、費用対効果が最も大きい断熱リフォームは窓の改修です。
・既存の窓に新たに窓を取り付ける(内窓)
・既存枠の上に新しい枠を取り付ける(カバー工法)
・既存枠等すべて撤去し、新たに窓を取り付ける(はつり工法)
次回、断熱リノベーションどこからリノベーションしていけば効果的なのか?についてお話させていただきます。