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一級建築士 匠の視点 ブログ

2021.05.13更新

照明は空間りにおいて、もっとも重視すべきだと考えています。

照明は空間りにおいて、もっとも重視すべきだと考えています。

AD HOUSEでは、設計者がすべて計画をしており、空間をイメージし考えながらやる大変な労力が必要なのです。照明=明るさと考えるならば、とても簡単なことなのですが、雰囲気をつくるのは明るさと同時に暗さをつくることなので、照明計画はもっとも大事なものなのです。

以前から思ってることなのですが、弊社のお客様は、すべてにおいて、とても感度の高い方が多いと感じます。その中でも照明の色についてのこだわりを持つ方も少なくない。

 

なんとなくですが、今30代の方は15-25年前くらいに多感な20才前後をいい空間で過ごされた方が多いと思います。親もそう。その時代のころは、LEDがなくて、良い空間だなって感じるところは、蛍光灯でなく、白熱やハロゲンで構成されてた空間で、絶妙に調光し雰囲気を作られておりました。月明かりから蝋燭色、白熱の暖かな色あいが、落ち着く空間でも用いられており、実際にRA値は100で、質の高い光の空間施設が多かった。その後安価なLEDがでてきて、ただ明るさの効率を求め、質が悪い光で、空間が興ざめになっていきました。もう何年もその空間に慣れてしまいました。飲食空間はとても興ざめなところばかりになっています。

 

爽やかな白と明るい空間、しっとりと温かい暗めの空間、落ち着く団らん空間、などいろんなシチュエーションがあります。

比較的若い方と50代の方の照明の雰囲気に関しての趣向が似てきているように思います。今30代で高感度の方は、かつての光の質を求めていて、その声が我々に届いております。RA値、CD値、ルーメン、LXと使い分けが大事です。AD HOUSEとして、かつての良い空間を求め頑張っております。そういう目で物件見学をしていただきたいと思います。

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