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2022.03.09更新

階段設計について

2階建て以上の住宅に欠かせない階段について、あまり気にされていない方も多いと思いますが、毎日利用する部分なので、設計段階で最初の段階で検討します。

建築基準法の住宅の階段

建築基準法には、階段に関する規定があり、その規定を満たして住宅を建築しないといけません。
引用元:国土交通省HP
国土交通省のHPに分かりやすい資料があったのですが、
⑤の住宅の階段ですが、かなり急な階段です。最低限この基準を満たせれば、建築基準法上問題ありません。
見て分かる通り、建築基準法に適合しているからと言って、上り下りしやすい階段にはなりません。
一昔前の住宅では、これぐらい急な階段が多かったですよね。

ADHOUSの階段の考え方

事務所に訪れて、2階等へ案内するときに階段を上がって案内するのですが、大半の方がこの階段上りやすいとおっしゃっていただけます。
事務所の階段の蹴上は15.5cmになってます。
まず,踊り場がなくても楽に上がれる階段を思って、検討していきます。
直線階段の場合は、そこまでと言ってはあれですが、蹴上、踏面をAD基準になるように検討していくのですが、
廻り階段は,毎回形状が異なります。


施工事例の廻り階段ですが、壁と直角ではなく、斜めになってます。
よく『直角でなく、斜めなのですか?』と聞かれます。
手摺壁からよくとおる350~400離れた部分の踏面を同じ距離にするためです。
直角にしてしまうと、回転部分で踏面幅が変わってきてしまうので、足のステップも変わってしまうため、極力同じステップで上がりやすくするためにも
同じ踏面になるようにしています。

現在工事中の小野市の階段

直線にて約4.0m程度の階段で、階段巾約90cm 蹴上17cm踏面29.5cmのゆったりとした階段です。
まだ仕上げまでできていませんが、カーペット階段になります。

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