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一級建築士 匠の視点 ブログ

2025.02.02更新

1枚の写真で語るシリーズ「書斎と階段と上げ座敷」 

先月に ”それ”がある家を発刊しました

1枚の写真に込められた想いやエピソードを綴った写真集です
コピーライターさんと、振り返りながら、それ意外に面白い、設計者ってここまで熟考して計画していたのですね
お客様に伝えたいとお声をいただきました

なるほどと思い普段からやっていることを
1枚の写真で表現してみるのも良いなと思い
ADHOUSEの家づくりの真骨頂とも感じることができるということで
1枚の写真シリーズとして、気軽にblogで紹介しようかということで

「書斎と階段と上げ座敷」

 

昨年引渡しした平屋の家
左側廊下から入った書斎デスクコーナーは、右側の座敷の前室となっている

カウンターデスクの高さは73㎝
カウンターの上にロフトへの階段がかかっている
壁の開口は、向こう側のリビングの気配が少し感じる程度にあけてある
3つの開口には飾り棚としての機能をもたせている

階段だが、実は1段目は、書斎から40㎝あがった座敷の床からスタートしている
段の高さは21.5㎝巾は65㎝、固定ロフト階段なので梯子より断然使い勝手がいい
2段目は、書斎カウンターを延長させたもので、書斎カウンターそのもの
3段目は、ここからケヤキ無垢の段板
4段目から10段目は、リビングとの間に作った飾り棚兼書斎本棚の棚に階段の段板を載せて留めている

上の横長の開口の下の面台には、開口上部を照らすライトが仕込んであって
リビング側からも灯りになっている

実は階段の段板は、当初集成材で施工したが、無垢板でやり替えをしている
解体した前の家の階段材であったケヤキ材を削って甦らせている
飾り棚も、当初は開口部に建具の仕様から、追加要望で今の形に変更している


上質な座敷の手前の書斎であって、後から追加要望があったり
設えを気にしながらの、急ぎの提案であった

省スペースでの階段の取り付き、後から追加の棚板の造作を変更して納める
難易度の高いものとなっているが
できあがると、最初から考えていたかのような違和感なく見えるため
うまくいったかなということです

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