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一級建築士 匠の視点 ブログ

2022.12.11更新

23年湿度快適型プラス、、、もうすぐ!!

宅内の湿度の理想は50%ですが、冬の寒い時期の50%達成はかなり厳しい。室温設定が高いほどより厳しい。

23年型では、少しでも湿度が保つことができるように、宅内で発生する水蒸気を積極利用することを考案しています。

湿度は潜熱とも呼ばれ、字の意味からしても熱の一種なイメージです。実際に冬は潜熱(湿度)が高いと温度が高く感じ、夏は潜熱(湿度)が低いと同じ室温でも涼しくかんじる。

今まで捨てていたであろう潜熱を冬場に利用すいるということが今回の趣旨です。夏は使いません。

 

洗濯室を設け、高湿度季節以外は、特に冬場においては、その湿度を宅内に利用する。

浴室の湯気、水蒸気を利用するために、風呂上りは浴室戸を開放してもらう。といった生活の工夫は従来から、独自マニュアルにおいて紹介しておりました。今も多くの方も実践していただいております。

 

しかしながら、この場合浴室扉を開けて水蒸気を逃がすため、隣接する小さな脱衣室を介するため一時的に脱衣室の湿度が過剰にあがることになるので脱衣室の窓には小時間の結露リスクも伴います。脱衣の戸が開いてればよいのですが、そうとも限りません。家全体の断熱性能は良いのに、一時期にムラが生じてしまいます。

 

これを解決するために、水蒸気は浴室に集め、集めた水蒸気を直接1.2階の空間へもどす給気扇をもうけることで、加湿器が極力要らない冬場の生活をしていただける提案です。主に11月から4月までの期間で、浴室利用時+朝までの湯ため、朝の洗濯物を干している時間を想定しています。

 

主に冬の利用想定なので、暖房器具との関係はどうかと思われますが。

暖房器具とは切り離して考えています。だから、床暖房であろうと。床下エアコンであろうと、G-AIRであろうと関係ありません。

ただし重要なことは、家の断熱スペックは相当高く、その上で24時間室温を19°以上に保つことです。エアコン系の暖房の場合は23°以上、床暖房の場合は床以外の空気温度が20°以上で超快適な室温生活になります。如何に低い温度帯でいながら快適をつくれるかが、大事です。だから床暖房や輻射暖房がいいのです。空気暖房より低く快適が得られるからです。

 

そのうえで、23年モデルは、従来よりも湿度が10%近く保たれたならば、室温して体感1°は高いはずですので、空気がより柔らかい感覚にいたります。体感1°て実は相当大きいですよ。もちろん暖房費も少しやすくなります。

AD HOUSEユーザーでは、配置次第でリフォームで提案できます。その他のお客様は高断熱と住まい方を調査した上で適用できるかが条件ですが、リフォームでも提案できると思います。

 

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