2020.01.23更新
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冬になると多くの人を悩ませるのが乾燥。 これは日本の気候の特徴で、冬は大陸の高気圧の影響下に入り、大陸から乾燥した風が来ます。 夏は逆に主に太平洋高気圧によって暖かい湿った空気が来ます。 重さ約1㎏の空気は縦横1m奥行83㎝です。 夏はこの1㎏の空気に約20gr以上水分があり、 これが日本独特の蒸し暑さのもとになるのですが、冬には4gr程度しかありません。
5℃で4grの外気は湿度75%ですが、 これを家の中に取り込んで21℃に暖房すると湿度は24%に下がります。 これが暖房すると乾燥する理由ですが、 室内には人が生活するので水蒸気が発散され湿度は上がります。
適正な換気をしながら暖房している部屋はふつう30~40%になります。 そうすると日本ではテレビなどが乾燥し過ぎと大騒ぎして加湿を薦めますが、 ヨーロッパなどはこの湿度が当たり前で誰も騒ぎません。
実際、WHOは健康的住環境として30%以上を推奨していますし、 パリやミラノの娘さんがお肌パサパサではありません。
それよりも換気を止めて外気給気を止め、加湿器を運転することのほうが、 ダニの発生や化学生成物の充満、結露の発生、湿った布団などはるかに有害です。 冬にダニのせいで小児喘息になりかかった幼児がいます。
乾燥で痒みが出る人は尿素入り保湿クリームがとても効果があります。 湿度30%を恐れないで、決して換気装置を止めてしまったり換気給気口を塞いだりしないで健康的な生活をしましょう
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