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2024.12.16更新

断熱等級(断熱等性能等級)とは

断熱等級(断熱等性能等級)とは

<目次>
・戸建住宅の断熱等性能等級は7段階
・断熱等性能等級ごとの断熱仕様例
・断熱等性能等級のUA値

断熱等級(断熱等性能等級)とは

正式名称は「断熱等性能等級」といい、2000年に制定された品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)に基づく「住宅性能表示制度」で定められた家の性能を示す指標の1つであり、国土交通省が制定しています。
「断熱等級」と略して呼ばれることがあります。

住宅の断熱性能(建物からの熱の逃げやすさと建物への日射熱の入りやすさ)を示す指標で、等級1~等級7までの7段階あり、数字が多いほど断熱性能が高くなります。

 

戸建住宅の断熱等性能等級は7段階

これまで最高等級であった断熱等性能等級4は1999年に制定されたものであり、世界的にも低い基準であることから、2022年4月に等級5が、同年10月に等級6・7が新設され7段階評価になりました。

※一次エネルギー消費量とは、冷暖房や家電・照明など、住宅で使用する各設備機器が消費するエネルギーの量を熱量に変換した合計値のこと。

2025年度以降は、全ての新築住宅に等級4以上が義務化されます。
2022年3月まで最高等級だった断熱等級4は実質、最低等級になります。
さらに、2030年には省エネ基準の水準が引き上げられ、断熱等級5が最低等級になる予定です。

 

ZEH(ゼッチ)水準とは
ZEH(ゼッチ、ゼロエネルギーハウス)とは、「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス」の略称。
断熱性能を向上させ、省エネ性の高い設備機器や太陽光発電システムを組み合わせて、年間の一次エネルギー消費量を正味で概ねゼロ以下にする住宅のこと。
「ZEH住宅」の場合は、太陽光発電システムなどの再生エネルギーを利用して、家の中の一次エネルギーを0以下にすることが要件です。
省エネ住宅の「ZEH水準」は、日本住宅性能表示基準の「断熱性能等級5」かつ「一次エネルギー消費量等級6」に適合する住宅ということになります。

重要な違いは、「ZEH」定義では、再生エネルギーの導入が必要。
しかし、「ZEH水準(ZEH基準の水準)」に適合する住宅には、太陽光発電システム等の再生可能エネルギーの導入は必要ない。という点です。

 

HEAT20とは

HEAT20(ヒート20)とは、「一般社団法人 20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会」のこと。
HEAT20は、環境にやさしく・安心安全・高品質な住宅の実現のため、住宅の温熱環境や、性能、耐久性の観点から、外皮技術をはじめとする設計・技術に関する調査研究・技術開発ろ定着を図ることを目的としています。
「断熱グレード(住宅外皮基準)G1・G2・G3」というHEAT20が提案する新しい断熱基準の総称としても使われています。
HEAT20が提案する断熱基準をクリアするには、省エネ基準のようなUA値(外皮平均熱貫流率)を満たすだけではなく、「室温」や「エネルギー削減率」といった項目もクリアする必要があります。
この基準は、現在国が定めている省エネ基準よりもかなり厳しく設定されており、いrづくりの指標として注目されています。

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