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一級建築士 匠の視点 ブログ

2023.06.14更新

一人家・二人家のすすめ②

一人家・二人家のすすめ②

1小さめに建て、内部空間が大きく見えるようにする

2メンテナスは最低限ですむような外部素材を選ぶ

3セキュリティは万全に

4防音性は重要

 

で補足すると

1は、できるだけ長い目線の抜けをつくる。視線として認識できる視覚幅も重要。例えば普通のドアが開いているだでは視線が抜ける感じまではいかない。天井の高い場所をつくる。

2は、軒はなるべく出すことで、外壁の寿命が長くなる。軒の出が深い場合の外壁の劣化は紫外線による色の抜けだけであり、実は防雨機能は問題ないことが多い。だからなるべく色褪せ寿命の長い素材を選ぶ。

3は、窓面の防犯性を上げる。常時開けられる窓を1Fにつくる。外から侵入されない、大人の体が入らない大きさの窓。窓の下が地面から2m以上の高さを考える。

4外からの音の影響を受けにくい重い素材だと、室内は常に静粛で家の中にいるだけで守られたような安心な感覚をえられる。ガルバリウム屋根であっても雨の音も聞こえないくらいには通常できるものです。

 

そしてもうひとつ、これが暮らしの中でのとても大事なもの。

5.生活の潤いを感じられるものにする。

 

日々の暮らしの豊かさ喜びを感じれるような器(家)がそこにあること。

日常から満足し、幸福感を高めることができる空間があること。

 

その器があると、日々の暮らしそのものが変わっていく。

今は、少し興味があってやれていないということでも、その器(家)を与えられると、だんだんとその趣向は本格化していくものである。実際にAD HOUSEのお客様はそのように暮らしになっていく方が多いと感じています。とても嬉しく思います。

 

では、生活の潤いとは、具体的にどのようなものなのか?小さなことをコツコツ紹介していきます。

例えば玄関においても

 

写真は、小さな家に適した玄関とクローク。玄関床は土間ではなく堅木仕上げとしており、玄関に入ったときの木材床の音や柔らかな感覚はとても良い。硬いタイルや土間から素材を変えるだけでも、印象がかわります。この床の独特の色を強調するためのライティングもポイント。デザインや空間装飾といったものではなく、何気ないものですが五感に響きます。

づづく。

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