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2024.10.13更新
11/30(土)12/1(日) 加古川市現場見学会 ~第2弾:構造編~
加古川市現場見学会
第1弾の床下エアコン編は、床下エアコンの仕組み等を実際の現場を見て頂きながらご参加いただきました。ご協力いただいたオーナー様,ご参加者様ありがとうございました。
第2弾は構造編。
在来軸組工法と金物工法の違い、なぜ今回は金物工法を選んだのか等、設計者が解説いたします。
また、写真では伝わらない5.3m×6.3m×高さ5mの無柱空間をぜひ体感してください。
イベント詳細内容
日程 |
第1弾:床下エアコン編 第2弾:構造編 第3弾:断熱編 |
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時間 |
10:00~16:00 |
会場 |
加古川市東神吉町付近(駐車場現地) |
地図のご案内 |
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第2弾:構造編 11/30(土)12/1(日)
5.3m×6.3m×高さ5mの無柱空間
今回最も見て頂きたいのはこの大空間。
縦横高さが、それぞれ5.3m×6.37m×5mの無柱空間はなかなかお目にかかれません。この大空間を実現するための柱梁等の組み方、断熱材が入る懐をとりつつ天井高も極力とれるようにするため計画、南面の大開口を可能とする為柱は最小限に抑え、その分耐風圧を考慮した樹種指定の梁など、仕上がってからでは見ることができないものが盛りだくさんです。
作図やパースを作成している私たちでも実際に現場に入ってみると、1.5倍は広く感じます。写真では伝わらないこの大空間をぜひ体感してください。
在来軸組工法と金物工法の違い
大きな違いは柱や梁の接合部にあります。
~在来軸組工法~
腰掛けかま継ぎ、ほぞ差しなど、柱や梁を切り欠いて接合し釘などでとめます。その為、断面欠損が多いです。下の写真が在来軸組工法の模型です、
このように、断面的にみると柱がかけている部分は多数あることがわかります。
構造計算をする際は、この断面欠損を考慮したものになるので、柱梁サイズが大きくなる傾向にあります。
~金物工法~
在来軸組工法でいう仕口の代わりに金物を使います。その為断面欠損が少ないです。下の写真が金物工法の模型です。
このように、在来軸組工法に比べて断面欠損が少ないことがわかります。
構造計算をする際は、金物を使うのでより正確な数値がでます。その為計算結果と実物がより近いものになります。
今回のお宅では、在来軸組工法での設計も可能でしたが、金物工法を採用しました。ぜひその理由を現地でお聞きください。
第3弾:断熱編 12/14(土)12/15(日)予定
壁や天井の断熱材はどのようなものを使い、なぜそれを選んでいるのか?どのように施工するのか?など、断熱メインの内容です。
随時更新中です♪
【終了いたしました】第1弾:床下エアコン編 11/9(土)10(日)
床下エアコンを使った冷暖房とは?
今回のお宅では、家の断熱方法として「床下エアコン」を採用しました。では床下エアコンを使った全館冷暖房とはいったいどういった仕組みなのでしょうか?
~冬~
床下に設置したエアコンから温風を基礎内に吹き出して床面を温めます。そして各部屋に設けられたガラリから暖気を送り、緩やかな対流で家全体を温めるのです。暖かい空気は上に上がっていくので、2階建ての場合も吹き抜けやすのこ床等空気の通り道を作り、暖かい空間を作ります。
~夏~
夏は、冷たい空気が下に落ちることを利用し極力高い位置に設置したエアコンで家全体を冷やします。冷たい空気は下にたまりやすいので、リターンを確保できる工夫も行います。
以上が床下エアコンを使った全館冷暖房の仕組みです。今回はそのようなお宅の工事過程を見て頂けます。
11/9(土)10(日)での現場状況
現在基礎工事終え先日無事上棟も完了し、大工工事へと移っております。
その中でも今回特に見て頂きたいのは「基礎」
床下エアコンを使った全館冷暖房を行う場合、冬は床下空間から暖気を送り全館暖めるため床下空間を塞がない基礎計画が必要となってきます。例えば、立ち上がりを減らし地中梁にすることで空気の通り道を確保する等の工夫を行います。下の写真が実際の床下空間です。建物の端から端まで見渡せるようになっており、すべて繋がっているのがわかります。
以上のような、建物が仕上がってからでは分からないことを、実際の施工現場,弊社オーナー様の施工事例を用いてご案内いたします。