光と風が通る、大規模リノベーションの家。

もともと、リノベーションする予定で土地つきの中古物件を購入していたんです。
その時担当されていた会社の設計の方とお話をすすめていたんですが、もっと簡単なリフォームを想像されていたみたいで……。それで、私たちの要望に応えてもらえる会社を探していたときに、たまたま、ADHOUSEの折込チラシで築5年くらい経ったOB施主さんの「お住まい見学会」があるというを知って、参加しました。

見学したそのお住まいが、すごく暖かかったんです。
たしか、冬に見学したと思うんですが、家中がすごく暖かくて。「ハイブリッドソーラーシステム」というのをつけていると聞いて、「自然のエネルギー（太陽光）を利用している」というのもすごくいいなと思ったんですね。その後は、どこの会社の物件も見ることなく、決めました。

我が家にも「ハイブリッドソーラーシステム」をリクエストしました。
リノベーションするなら暖かい家にしたいなと思っていたので。それと、家中を風が流れる家にしたかった。四方を壁や扉で囲まれている部屋を一つもつくらず、どこかしら「つながり」の感じる家にしたかったんです。だから2階も、出入りが多い主寝室とウォークインクローゼット、子ども部屋にあえて扉を作りませんでした。子ども部屋は、子どもたちの成長に合わせて「動く本棚」で、自由に間仕切りできるようにしてもらっています。

階段も、2階の陽光が下まで届くように向きを逆にして、スケルトンタイプになっています。2階廊下の一部が格子になっていて、光も風も通りやすい。私は1階から見える景色も結構好きで、夜にはここからお月様もよく見えるんですよ。

洗面台は、オープンな収納やタイル壁などをリクエストしました。
キッチンも最初はオールステンレスを希望していましたが、メンテナンスや使い勝手を考えて、システムキッチンに。うちでキッチンを使ったお客さんからは、「食器棚の配置がいい！」「使いやすい！」「うちもこれにする！」って、すごく評判がいいですね。

本当は水まわりに、鉄っぽい素材のものを使いたかったんですが、「カッコいいけど不便ですよ」ってアドバイスされて、代わりに真鍮を提案してもらいました。たしかに使い勝手もいいし、結果的にメンテナンス性もいい。暮らしてみないとわからない「その先の」提案だったんだなと、今になって思いますね。

6年経っても、住み心地は非常にいいですね。
メンテナンスもとくに困ったことはないですし。それに、断熱効果は実感してますね。リノベーションだから、抜ける壁・抜いてはいけない壁があったと思うんですが、壁の配置の工夫もあってか、夏は涼しくて、冬も外から帰って来た時も暖かい。間仕切りが少なくても寒くないです。

決して広い家ではないんですが、扉が高い位置まであるせいか、とてものびのび暮らせています。お客さんも、ゆっくりされる方が多くて、来た人みんなが「落ち着く」って言ってくれます。