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2023.08.11更新

『自宅でもカフェ勉気分!カフェから学ぶ、集中できる環境つくり』エーディーハウス通信2023年夏号

新型コロナウイルスによる行動制限がなくな勉強や仕事場を自宅外に求める人が増えています。特に勉強ができるカフェなどは大盛況の様子ですが、「カフェ勉」が人気の理由は何でしょうか。その秘訣探り、自宅に取り入れる方法考えてみましょう

「カフェ勉」はなぜ人気?理由を知って自宅に活かそう

カフェで勉強する「カフェ勉」今や一般的になってきました。家ではやる気が出ず、集中もできないけれどカフェならはかどるという方多いようです。のようなニーズに答えるかのように、充電用電源や一人席の仕切りを完備しているもあり勉強するために作られているようなカフェも見られます。しかしよく考えてみると、カフェのような雑然とした場所で本当に勉強ができてはかどるのでしょうか。この疑問心理学者や精神科医の研究を通していくつか解明されています客観的な研究に基づいて出された結果を参考にすれば、自宅でカフェ以上の理想的な勉強空間が作れるかもしれません。勉強場所に迷っている人は是非参考にしてみて下さい。

人は無音の中で勉強できない?!雑音が必要という意外な訳

少し前までは外で勉強する場所と言えば図書館のような静かなところが定番に思われてきましたが、実は人間の脳は無音状態の中では集中できないという性質を持っているそうですアメリカの大学で行われた実験によると静寂な空間よりも適度に雑音がある方が集中力が高まることが証明されています。適度な雑音とはおよそ70デシベル程度とのことで、ちょうど人のざわめきやBGM、食器の触れ合う音が漂っているような、ごく普通の生活のレベルに相当します図書館のように静まり返った場所は逆にわずかな音にも気を取られてしまい、ドアの開け閉めや他人の咳払いにまで過敏に反応するようになり落ち着かそうですもっとも、適度な雑音の中で集中できる勉強も向き不向きがあります。にぎやかなカフェでは創造性が最も向上することが分かっているので、例えば考えて答えを出すような文章問題や作文に取り組みたいときによいかも知れません。逆に単純な暗記ものなどある程度静かな方が効率が上がるようでが、それでも音状態は避けた方がよいと言われています 

見られている、見せたい!という気持ちが原動力になる

カフェにはもちろん他多くの利用客がいます周りには同じように勉強や読書、パソコンで作業している人など様々ですが、このように周囲に誰か人がいる方が一人の時よりも作業や課題の成績が向上することが分かっていますこれを心理学では「社会的促進」と呼び、他人が自分と全く関係ない作業をしていたとしても、そばに誰かがいるという状態が適度な緊張と刺激になり、勉強や仕事の効果が高くなる現象を言います。また他の客や店員が行き交う中では、常に誰かに見られているという感覚がありますそれを「観客効果」と言い、他人の目があるという程よいプレッシャーやるを高める効果を言います。さらにカフェで勉強している自分は格好いい、誰かに見せたいとい欲求心のどこかに生まれて、なんとないい気分で勉強が進められるそうです。他人の存在という「質の良いストレス」勉強によい影響を与えていると言うことですね。みんなと一緒に何かに頑張っている「仲間意識」と、勉強に打ち込んでいる姿を見せる「自己演出感」は脳の意欲を司る部分を活性化させることが明らかになっています 

勉強の始まりと終わりの線引きで集中力はよりアップする

その他にもカフェで勉強する理由に休憩飲食自由という声があります。確かに図書館は周囲に気分転換できる場所少なく、基本的に飲食厳禁なので窮屈に感じるところがあるようですまたコーヒーの香りはやる気を起こさせる働きことも多少関係しているようでが、これはコーヒーの香りに限らず、自宅とは違う香りを感じると「この場所に何かをしに来た」と気持ちに変化が生じます。つまり、気持ちの切り替え自然に行われるということです。どこかへ勉強しに行く、という行動を起こすと、脳からはこれから勉強を始めるという指令が出されますそしてコーヒーの香りで気持ちがリセットされ、限られた時間内課題を終えようとすれば必然的に集中力増します。休憩好きなものを飲楽しみは励みにもなるでしょう気分転換と勉強モードのスイッチが上手にできることカフェ勉の魅力ですさて、ではこれらの特徴をどのように自宅に活かせばいいでしょうか。 

自宅でもカフェ勉気分!上手に気持ちをアゲるコツ

そもそも住まいというのは人がくつろ場所なので、そこで勉強をしようとすること自体難しいのですお子さんのいるご家庭からはよく「せっかく子供部屋をつくったのに全く勉強しない」と嘆声が聞かれますが、趣味や遊びの道具、寝具などが混在している中で勉強しなさいというのは無理があって当然です。余計なものがありすぎて気が散上にすぐ寝転べる環境では勉強するスイッチ入りません。10年ほど前からリビング学習という形が注目されていますが、これは親の目の届くところで子供に勉強させる方法で、カフェ勉の「社会的促進」と「観客効果」に似ています一人で勉強するよりも誰かがいる方がやる気が出て能率が上がるからですね。特に低学年の子供は宿題を見てあげることも多いのリビング学習がお勧めですが、中高校生で誰か人の気配が分かるところで勉強効果的ですリビングの一角空きスペースを活用して、どこでも勉強ができるを作りましょう。何か所かあれば周遊ができて気分転換になるのでなお理想的です 

勉強道具その都度用意し、カバンに入れて持ち歩くようにすると、気持ち切り替えられます少し静かな所で勉強したいと思ったときは自室に行けばよいだけす。勉強の休息の場にけじめをつけ、部屋移動することで気持ちにメリハリがつけられますカフェのような香りをずっと漂わせることはさすがにしいので、普段と違う香りが欲しいときはアロマオイル代用するとよいでしょう。

ホワイトノイズの活用と完璧な空気環境でカフェ以上の空間へ

適度に雑音がある方がいいくらいなので、家庭でも勉強する人のために静かにしなくては、と特別神経を使う必要はありません。ただ静かすぎて落ち着かない、反対に家族の話し声が気になるという時はBGMが効果的です。自分の好きな曲では聞き入ってしまう恐れがあるので、クラシック音楽か小鳥の声や川のせせらぎといったような自然音がお勧めです。それでもしっくりこない場合は、「ホワイトノイズ」がよいと言われています。ホワイトノイズとは周囲の音をマスキングする効果がある音のことで、昔テレビ放送が終わった後に流れていたあの「ザー」という砂嵐のような音です。このホワイトノイズをBGMに流すと記憶力が向上するという実験結果もあるので、興味のある方はインターネットで音源を検索してみてください。勉強に適した音楽やホワイトノイズがたくさん紹介されていますので、自分に合う音を探すことができます。 

また自宅がカフェ勉よりも何倍も有利にできる点に、空気の質が挙げられます。カフェのように人が多い場所はどうしても二酸化炭素が多く、眠気やだるさの原因になります。温湿度環境も同じで、快適な温湿度の中では人は作業能率がもっとも上がりますが、カフェにいつも新鮮な空気と快適な空調を求めることはできません。自宅なら換気も十分にできて、快適な温湿度の中で気持ちよく勉学に励むことができますね。カフェと自宅のいいとこどりで、最強の勉強空間を作ってみませんか? 

編集後記

息子が進学で北陸地方に住むことに。引越しまであまり時間がない中、決めた住まいは築33年と古めのいやビンテージマンションと言っておこう(笑)多少年季は入っているものの室内は小綺麗にリノベ済み、大学・主要駅・中心街どれにも近く立地は最高。何と言っても2LDKで44㎡の贅沢な広さが家賃4万円代前半という破格のお値段!とまあここまではよかったのですが、いざ引越してみると問題噴出(笑)とにかく電気計画が悪すぎる。事前に家電や家具のレイアウトはあらかた想定していたのですが、家電を置くつもりのところに肝心のコンセントがない!というより、どうしてここに?というとこばかりについてる。テレビ端子の位置もなんか変で、やむを得ず掃き出し窓の前にテレビがご鎮座するハメに。電話とLAN端子は部屋の一番隅っこで、こんな部屋の奥じゃ使いづらいやん。動線的に炊飯器と電子レンジはここだろうというところにはコンセントがなく、仕方なく延長コードだらだら。極めつけは冷蔵庫用のコンセント。西側の窓際にあり、冷蔵庫に西日直撃じゃないかあ。設計者、出てこいっ(笑)いやこれはね、設計した人物は家事を全くしたことがないとか、暮らし自体に関心がないんでしょうね。建物に対して何の愛情も持ってないこともよく分かる。多分、要求量通りにコンセント付けましたよくらいの意識なんだろうこういう仕事はしたらアカン。最初は一人暮らしに浮かれていた息子も徐々に部屋の使い勝手に疑問が出てきたようで、あれこれ文句を言ってくる。なので「悪いがこれも勉強と思ってくれ、これからバイトもするだろうけど雑な仕事で自己満足しないように」と精一杯のアドバイス(笑)それにしても既成物件の中から住まいを選ぶって本当大変ですね。住んでみてから後悔することがどうしても多い。賃貸だからまだ我慢はできるけど、住まいはやっぱりそこで暮らすということをよく理解している設計者と一緒に一から作るべき。と痛感した編集者Yでした。

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