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2019.02.27更新

水蓄熱床暖房 

先日、設計部隊で千葉県我孫子のほうまで蓄熱床暖房の体験に行ってまいりました。
当社ではコンクリートを使用した蓄熱床暖房をご提案しておりますが、
今回体験させていただいたのは、水を使用した蓄熱床暖房です。

当社では、コンクリートを蓄熱媒体にした蓄熱床暖房「ハイブリッドソーラーハウス」や「シルクライン蓄熱床暖房」を、
より快適な住まいづくりとしてご提案しております。
その蓄熱媒体に『水』を使った蓄熱床暖房であるアクアレイヤーを今回体験しました。

こちらが今回体験させていただきましたアクアレイヤーを施工されている物件です。
アクアレイヤーは株式会社イゼナの床暖房システムで、イゼナさんはいろんな実験もされています。
写真のバルコニー部分に見える4枚のパネルは、太陽熱で水を温めて、できた温水を地中に流すシステムで、
家の下を温めるというものです。 実験的にされているそうですが、いきなりインパクトがすごいです。

アクアレイヤー物件

アクアレイヤー物件の写真

体験させていただいたお宅では、2Fの床にアクアレイヤーを施工していて、1F部分はアクアレイヤーからの輻射熱で、
天井の方から暖められています。
水の熱容量(熱を蓄えられる量)はコンクリートよりも多く、もちろんコンクリートよりも軽量です。
そのメリットを生かしているわけですね。 2FのLDKでお話を伺いましたが、床に座ってのお話しするスタイルが、蓄熱床暖房の快適さを体感するにはもってこいでした。
ずっと座っていても暑く感じることがなく、自然な暖かさです。

アクアレイヤーは普通の水道水を蓄熱体に使用します。
現場で下の写真のシルバーの袋(アルミの袋)の中に水道水を入れるんです。
1物件で1トン程度の水を使用するとの事ですが、災害時にはこの水を利用することもできるとの事。

アクアレイヤー模型

アクアレイヤー模型の写真

床材は無垢の木(クリ)とリブの付いたアルミ製の床材で、このアルミの床材(黒い部分すべて)も面白かったですね。
アルミの床材は南の窓付近に使用されていて、太陽熱を大きな窓から取り込み、その熱を蓄熱体の水に貯えるんですが、
金属は熱を伝えやすいためかなり効果がありそうです。 ダイレクトゲインというパッシブ手法の一つですね。
アルミなので、キッチン廻りの床などに使っても良いかもしれません。 リブの形状がこの物件では掃除がしにくい形状のため、改良を検討しているとの事でした。

アルミの床材

アルミの床材の写真

熱源は、電気、ガス、灯油、太陽熱など様々に対応していて、床下エアコンでも可能ということで、
蓄熱床暖房の幅が広がると感じた体験見学でした。

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