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2022.04.12更新

『住まいのアップデートでテレワークをもっと快適に』エーディーハウス通信2022年春号

新型コロナウイルスによってテレワークを導入する企業が増え、今や自宅での仕事は当たり前のようになりました。ただ自宅ではうまく環境が整わないせいか、作業に集中できずはかどらない、などの問題が生じています。また長時間のパソコン使用による目の疲れや肩こりといった体の不調を訴える方も増えています。自宅で快適にテレワークを行うためには、照明や温湿度、インテリアなどに細やかな工夫が必要です。新生活を迎えるこの季節に、模様替えやプチリフォームで、快適で健康な仕事空間を手に入れてみてはいかがでしょうか。テレワークにふさわしい環境つくりについてお伝えします

明るすぎても暗すぎても眼に負担 適度な明るさを保とう

自宅でのパソコン作業で一番気をつけたいのが部屋の明るさです。パソコンやスマートフォンを使用する時、部屋が明るすぎても暗すぎても眼に負担がかかってしまいます。大切なのはパソコンとスマホ画面の明るさと周囲の明るさに極端な差がつかないようにすることです。この明暗の差が激しいと、眼が画面の明るさとその背景に対して調整を繰り返してしまうため、眼精疲労や視力低下を引き起こす原因になります。厚生労働省では、パソコン作業をする際の推奨環境として、部屋の明るさについて次のような対策を行うよう促しています。

500ルクス、300ルクスと聞いてもピンとこないかもしれませんが、500ルクスはだいたい「一般的な住宅の照明」300ルクスは「新聞の文字が楽に読める程度」の明るさです。日本人は明るめの照明を好む傾向にあり、照明のオン、オフで明暗に大きな差がつきやすいので注意が必要です。パソコンやスマホの画面もデフォルト設定のままだと明るすぎる場合があるので、設定画面で輝度を調整しましょう。ルクス(照度)はスマートフォン用アプリを使って簡単に調べることができます。また小型の照度計も通販等で販売(3千円程度)しているので、一度自宅の照明環境を確かめてみることをお勧めします。

パソコンやスマートフォンで目が疲れるのはなぜ?

生活を送る上で光は必要ですが、同時に目は光から常に刺激を受け続けています。そのダメージが蓄積されることで次第に機能が低下していきます。ブルーライトカットという言葉を最近よく聞くようになりましたが、ブルーライトは目に与えるダメージが大きいため、できるだけ遮断しようという意味です。ブルーライトは光の三原色である赤系、緑系、青系のうちの短波長に位置しており、強いエネルギーを持ちながら散乱するという特徴があります。ブルーライトの強い光は目の網膜まで達するため、目の筋肉が酷使されてしまい悪影響だと考えられています。また脳を覚醒させてしまう働きがあるので、体内時計が乱れて睡眠障害が起こりやすくなります。寝る前にスマートフォンを触らないようにとよく言われるのはこのためですね。パソコンやスマートフォンのディスプレイ画面の光源にはブルーライトが多く含まれているため、使用する時間が長くなるほど影響を強く受けることが心配されています。ここでもパソコンとスマートフォンの画面の輝度が重要になります。輝度を下げることでブルーライトの放射を大幅に低減できるので、なるべく下げるように心がけましょう。色温度を赤色系に調整する方法も効果があります。青白く輝く光よりも、赤っぽい温かみのある光の方がブルーライトの量を抑えることができます。少し暗いと感じる場合は、画面よりも作業する手元を明るくしましょう。また人間の目は上向きよりも下向きの方がピントが合いやすく、眼筋が疲れないそうです。パソコン画面の上辺は目の高さより下になるようにパソコンを設置しましょう。視線が下向きになるように机や椅子の高さを調整し、無理な姿勢のまま作業をしないことも大切です

LED照明もうまく使って自宅ワークを効率よく快適に

世界的な省エネ化の流れで、住宅の照明もLEDへの置き換えが急速に進んでいます。LED照明は青色発光ダイオードを利用した照明で、ブルーライトを多く含んでいます。LEDはくっきりとした眩しい光が遠くまで届き、寿命が長くて省エネであること、劣化しにくいなどの理由で車のヘッドライトや電光表示板で重宝されてきました。ただLEDの色味はあまりにも青白すぎて演色性に乏しく、器具も高価だったため、住宅用のLED照明が出始めの頃は住まいの明かりとしては不向きとされていました。しかし最近ではLED照明もかなり改良され、自然光に近づけたLEDも増えていますし、器具も豊富になっているので、既にLED照明に切り替えているご家庭も多くみられます。そこで心配になるのが、LED照明に含まれるブルーライトは目や体に影響ないのかという点です。LED照明に関しては、光源が直接目に入ることがなければそれほど神経質になることはありませんが、室内を明るく照らし過ぎないようにすることと光のチラつきが少ないものを選ぶといった配慮は必要になります。パソコンやスマートフォン画面と同様に、光の色を調整できる機能を備えたLED照明なら、なるべく目に優しい電球色にしておきましょう。ちなみにブルーライトはLED照明だけでなく、蛍光灯にも含まれています。特に昼光色や昼白色といった白っぽい光の蛍光灯にはブルーライトが多めなので、同じような注意が必要です

目と心、体に優しいものを選び ブルーライトの影響を和らげる

空調メーカーが調査した結果によると、自宅でテレワークを行う際に適した温湿度は室温17℃~28℃、湿度は40%~55%だそうです。これは正しく高気密・高断熱されて適切な空調が行われている住宅ならば、特に気にしなくてもすべての部屋がそのレベルを保てる範囲ですが、温湿度計を設置して状況を把握できるようにしておくことも大切です。室内の温度がちょうどよくても、パソコンまわりは高温になってしまうことはよくあるので、一部に熱がこもらないように気をつけましょう。またパソコン作業を集中して行うと瞬きの回数が減ってドライアイになりやすいので、空調の風が顔に当たらない場所を選びます。更に快適な作業空間を目指すなら、インテリアにも徹底してこだわってみてはいかがでしょうか。実は目と体の疲労感は、室内の色味や素材によっても大きく変わります。例えばあまり白すぎる室内というのは強い緊張感を与えます。緊張感が高まると最初のうちは脳が活性化して作業能率が上がりますが、ストレスが溜まるスピードも速く、疲労感が倍増すると言われています。また白いものは反射率が高いので視覚的に刺激が強く、その上材質がコンクリートや磨き石のように平滑であったりすると光が直に跳ね返るため、とても目にきついと感じる仕上げになってしまいます。北欧では室内を白く仕上げることが多いのですが、よく見るとただの白い壁ではなく凹凸のある壁紙か塗壁であったりします。光を受ける面はわざとサンドブラストをかけてマットに仕上げるなどして表情をつけ、柔らかで優しい光がいろんな方向に拡散するように計算されているのです。これだけブルーライトに囲まれた生活の中、いかにその影響を和らげながら健康に過ごせるかがカギとなります。今の暮らし方に合わせて室内の環境を見直し、適宜対策を取っていくことが快適な暮らし方への一歩になるでしょう

 

編集後記

マスク生活が始まって早2年余り、ここまで長くなるとは思わなかったなあ。まあ花粉症の編集者Yにとって毎年この時期はマスク民なので別にいいんですけど、夏はやっぱり暑くて息苦しいから外出時マスク必須という状況が少し緩和されたらいいな。でもマスクのお陰でちょっと、いやかなり助かっている面も実はある。それはお化粧しなくても良いということ!いや、もちろんしてもいいんだろうけど(笑)化粧でファンデーションがマスクにべったりついてしまのが汚く見えて嫌なんですよね。いちいち直すのも面倒だし、ならいっそのこと塗らない方がマシ。どうせ人前でマスクを外す機会もないんだから、日焼け止め塗ってパウダーで押さえてあとは眉毛を描けば一丁上がり。ああラク、楽(笑)男の方にはピンとこないかもしれませんが、化粧は楽しい時もあるけど毎日となると厄介なんですよ。ところでファンデーションとは英語で「基礎」という意味。やはり化粧のベースのことも指しますし、下着もファンデーションと呼ぶようです。建築の世界でもコンクリートの基礎のことをファンデーションと言います。建築時に一番最初につくられる、建物の重さを地盤に伝える重要な部分。建築家の清家清先生が著書の中で、ファンデーション、基礎が悪いとよいお化粧はできませんと諭されていて、その言葉を思い出すたび少し後ろめたい気持ちになります。なんか最近のなんちゃって化粧のことをズバリ指摘されているような気がして(笑)顔にファンデーションを塗るか、塗らないかはともかくとして、雑なままの基礎部分をマスクで誤魔化してしまえという考えはさすがにいけないな、と…。先日高校生の娘が私をチラッと見て一言。「なあ、卒業式はきちんと化粧してきてよ?目だけメイクしても、ほか手抜きしてることバレバレだから」ああやっぱりダメか(笑)ごめんよ娘。何事も基礎は大事ですね。いつかマスクが取れた時に備えて、普段のお手入れもおろそかにせずしっかり行うことを誓います。

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